誰のせい?
今朝、いつものように眠い目をこすりながら、二階から下りてきて、リビングの戸を開けた途端、目を剥いた。
クーラーが付けっぱなしだ。
許せない。
何が悲しくて、誰もいない部屋を一晩中冷やさなければならない?
私が日々どんなに爪に火をともすような慎ましい生活をしてると思っているのだ!
小まめに電気を消してた事も、人目をしのんで半額商品を買ってた事も、この一晩で全ておじゃんだ。
「あー腹立つ!腹立つ!」と朝からプンプンしながら、私は忙しく部屋中を片付け回っていた。
何故なら、ズッタズタに引き裂かれた私の黒手袋と、ボッロボロに食いちぎられた私の携帯ストラップのミッキーさんが、リビング中に撒き散らかされていたからだ。
これらは私のファスナー付きカバンの中に入っていたはずなのに、どうやらライアンが夜中に開けて暴挙に及んでいたらしい。
夫が起きてくるまでに、これらを片付けておかないと、クーラーの件が曖昧になる。
夫の事だから、この有様を見れば、「クーラーもライアンがつけたんちゃう?」などと言いかねない。
いや、挙句には「お前がちゃんとカバンを閉めておかないからライアンがまた変な物を食べてしまうんだ」と、こっちが責められかねない。
確かに、ライアンのこの暴れようからすると、本当に走り回っているうちにクーラーのリモコンを踏んだのかも知れない。
私も実は、夕べちゃんとカバンのファスナーを閉めたかどうか自信がない。
だがしかし!
この際真実の追究などどうでもいいのだ。
要は一晩中無駄についていたクーラーへの私の怒りをどこに持って行くか、だ。
ライアンを責める気など、ハナから私にはない。
ターゲットはただ一人。
私は周到に証拠隠滅を済ませた。
やがて起きてきた夫は、「おかしいなぁ、消したはずやけどなぁ」と訝しがりながらも、私の執拗な自白の強要によって、全てを認めた。
これでいい。
ちょっとした勝利感と共に、冤罪のしくみがなんとなくわかった朝であった。




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オレじゃないもんね!
何かを察して高い所に逃げる猫。







【2009/07/02 14:23 】 | 猫エッセイ | コメント(10) | トラックバック(0) | page top↑
習慣の生き物
冬の間ライアンは、何があっても私の布団で寝ていた。
ところが最近、暑くなってきたので薄い布団に変えた途端、夫の足元で寝るようになった。
夫は前述のタオルケット、私は夏用羽毛布団。
ライアンは間違いなくタオルケットの方が気に入ったのだ(食べるくらいだし)。
決して夫の方が好きになったわけではない。
たまたま「おや?今日はいつもの布団じゃないぞ」と思って、たまたま「こっちのタオルケットが自分好みの素材だ」って事に気付き、たまたま「そのまま寝ちゃった」って事なのだ。
猫は習慣の付きやすい生き物らしいから、一度習慣になると暫くは同じ行動パターンが続く。
この場合もタオルケットはすぐさま撤去したにも関わらず(食べたから)、未だ夫の方で寝る。
なぜならそれが習慣になってしまったからだ。
繰り返すが、決して父ちゃんの方が好きになったわけではないのである。
そうは言っても、ライアンが足元にいないのはあまりに淋しい。
私が最近読んだ本には、やはり夏になって一緒に寝てくれなくなった猫を引き戻す為に、夜中ギンギンにクーラーをつけると書いてあったが(寒さのため猫が布団に入ってくるらしい)、私はクーラーが苦手だし、何より電気代がもったいない。
何か他に手はないか。
夫の布団にからしでも撒くか…
まぁどっちにしろ、もし戻ってきたとしても、それも単なる習慣のなせるワザじゃないかって?
いえいえ、その場合は「やっぱり母ちゃんの方が好き!」って事でいいよねぇ?





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ウゼェ〜
オレ、今日からここで寝るわ。

【2009/06/30 10:48 】 | 猫エッセイ | コメント(10) | トラックバック(0) | page top↑
グルメとゲテモノ喰いは紙一重

今朝、夫のタオルケットにポッコリ大きな穴が開いていた。
つい先日は持ち手部分がなくなっているスーパーの袋が転がっていた。
よほど変わった趣味の泥棒が入ったのでない限り、犯人はひとりしかいない。
ライアンに誤食癖があるのは幼少の頃からで、できる限り気をつけてはきたが、誤食は大人になるにつれ治るのかもと侮っていた。
甘かった。
スーパー袋の日は出かける用事があったので、外出先で「吐こうとして喉に詰まってるんじゃないか」とか、「腸に引っかかって苦しんでるんじゃないか」とか、もう気が気じゃなくて、気もそぞろですぐに帰宅したのだが、未だ、吐く事も、ウンピと共に出た様子もなく、ただでさえ心配なのに、また今朝のタオルケットの追い討ちだ。
いくら何でもあれだけのビニールと布を食べてたら、相当苦しいと思うのだが、どうも本猫はずっと順調に餌を食べ、毎日快便だ。
私が「何で布なんか食べるかなぁ?美味しくもないだろうに」と嘆いていると、娘が「まともな餌にはとりけずりふりかけな食べへんくせになぁ!」と言った。
確かに!
ライアンは安物の餌だと全く食べない上に、ちょっと高級な餌でもジッと見てから「とりけずりは?」と要求し、ふりかけなければ食べないのだ!
だから私はとりけずりを常備する為に(ライアンご指定のとりけずりは近所には売ってない)電車に乗ってはるばる買いに走っているのだ。
なのに、何で、布やビニールを食べる?
もしや餌にビニールふりかけたら食べるのか?
「グルメ」と言われる人達は、得てして凡人が「オェ〜」と思う物を食すものだ。
だとすればライアンも、相当なグルメである。
でもねぇライアン、母ちゃんは凡猫でいいから、まともな餌だけ食べてて欲しいよ。
早くウンピと共に出て来ますように…と、アンタが苦しまないように毎日「ウンピの神様」に祈ってる親心を、どうかわかって頂戴ね。





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う〜ん…
ちょっくらトイレ行って来るわ…


【2009/06/26 10:12 】 | 猫エッセイ | コメント(14) | トラックバック(0) | page top↑
父の日に…
母が亡くなってから父は一人で暮らしている。
男が後に残るのは何とも悲しく侘しい。
うちは父の方が母より7歳も年上なので、母が先に逝く事は想定外、その後の父の一人暮らしなど、父自身も想像した事すらなかっただろう。
私たち子供としても、母の存命中は父と直接話すことなどあまりなく、用事は全て母を介して伝えていた所もあり、母が亡くなった当初は父とどう接して良いのかわからなかった。
だがそれでも放ってはおけず、最初は週に何回も私がおかずを作って通っていた。
そうこうする内に、当然だが父と良く喋るようになった。
昭和の始めの頃の人達は、皆そうだと思うが、うちの母も随分父に気を使い、常に父をたてて生活していた。
私たち子供も自然とそれに習い、父と対等に接する事はできなかった。
今、父と話していると、意外と面白いひょうきんな面があることがわかる。
そしてどんなに母を愛していたか、私たちや孫達の事をどんなに思ってくれているかと言う事も。
知らなかった父の色々な面を知り得たのも、母が残してくれた財産だと思う。
最近では1ヶ月に数えるほどしか実家に帰れず、高齢になってきた父がとても心配なのだが、たまに帰ると「電車賃や」と未だに私にお小遣いをくれる。
父には母の分まで元気で長生きして欲しいと願っている。




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父の日に何故か父にご馳走して貰いました〜




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「奈良ホテル」は創業100年。
たたずまいにも風格があります。



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別室でのデザートも美味しかったです!




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この砂時計?が下から上に上がっていくのよ!
「写真に撮ったらわからんやろー」と一緒に行った姪っ子に笑われましたが…




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せんと君もお出迎え。
ちょっと怖い…




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うわっ!
ナニそれ??
顔デカイにゃ!
死んだフリ死んだフリ…


【2009/06/24 09:37 】 | 日常エッセイ | コメント(14) | トラックバック(0) | page top↑
ダイレクトメールの不思議
子供が七五三の時期を迎えると、「レンタル着物」や「写真館」のダイレクトメールが届き、受験のころにはちゃんと塾のダイレクトメールがやってくる。
電話勧誘も、闇雲にかかってくるわけでなく、「高3のお子様に…」といった具合にちゃんとこちらの状況を把握した上でかかってくる。
前々から不思議だったのだが、こういう情報はどこから漏れてるんだろう。
個人情報保護だとか何だとか言ってるけど、結構丸バレじゃん。
そういえば昔。
まだインターネットなどとは無縁だった頃。
旅行をした時のアンケートで家族構成を書く欄に、父母と兄、自分、そして当時飼っていた犬の名前を「弟」として書いた事がある。
犬の名は「ケン」と言うのだが、漢字では「犬」と書く。
で、○○犬・1歳と言う風に書いたのだが(○○は私の苗字)、その後長い間、「○○犬様」宛にダイレクトメールが届くようになった。
旅行案内はもとより、七五三や塾、果ては成人式の案内まで、延々と続いていた。
ケンは2歳になる前に死んだので、それはそれで、「あーケンちゃんも生きてたらもう成人式なのね…」みたいな感慨深いものもあったが、それにしても、昔は手書きアンケートなんかから流出してたんですかね?
人間の名前で「犬」はないってわかりそうなもんなのに、とにかく情報ありき、なんでしょうね。
ちなみにそのアンケート時に、「海外旅行で不安な事は何ですか?」と言う設問に、「フィラリア」って書いといたんだけどなぁ…
現在は勿論、家族構成を問われれば、「次男 雷暗2歳」と書く。
この当て字、ちょっとヤンキーぽくて気に入っているのだが、今のところ、雷暗宛のダイレクトメールは来たことがない。





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ども。
雷暗です。
バラの彫り物入れてます。
夜露死苦!

【2009/06/22 09:56 】 | 日常エッセイ | コメント(12) | トラックバック(0) | page top↑
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