奇跡の一枚

娘が成人式を迎え、振り袖なんぞを着せて大撮影大会を行った。
その時は親子共々舞い上がってるものだから、出来上がった写真をついついあれもこれもと注文してしまい、気が付けば豪華なアルバムとなってしまう。
もちろん枚数が増えるごとにチャリンチャリンと現金が加算されていくわけで、豪華アルバムは恐ろしいほどのお値段となり、私は1週間ほど寝込む事となる。
そしてさらに恐ろしい事に、この豪華アルバムが家に届くのはずっと後なので、成人式の余韻などどこにもなく、感動も喜びもない。
そこにあるのはただただ、「あーなんでこんな物を注文してしまったんだろう」という後悔のみである。
という話を、同じく成人式を迎えた娘の幼馴染みの母友に言うと、いやいやそれでもそのアルバム、よくよく見てごらん。修正されて美しくなってるよ。という返事が返ってきた。
何でもその娘さんはニキビの跡を気にしていたのだが、出来上がった写真は頼んでもいないのにニキビ跡などどこにもなく、美しい肌になっていたと言うのだ。
そう言われてもう一度うちの娘のアルバムを見ると、何だか若干肩幅が細くなってるような気がしないでもない。
噂によると、スマホのアプリで素人でも簡単に修正が出来て、もう誰だかわからないぐらいのレベルにまで変えられてしまうらしい。
良かった。
私の悩みのタネであった葬式用の奇跡の一枚も、そのアプリを使えば解決である。
シワを取り、タルミを取り、贅肉も取った写真が手に入るなら、心置きなく死ねるってもんだ。
だがしかし、言うまでもない事だが、それはもはや奇跡でも何でもない。



これぞ奇跡の一枚!
アプリではありません。ライアン君、本当に被り物に耐えながらの撮影です!



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お尻の話

猫は出会うとお尻を嗅ぎ合う。
これは言わば挨拶のようなもので、「ヤァ調子はどうだい?」みたいなものらしい。
ライアンはこれが大の苦手である。
トリュフとタルトはライアンを見かけるとすぐに寄ってたかってお尻を嗅ぐ。
ライアンはそれが嫌で逃げ回る。
猫同士は出会うと鼻もくっつけ合う。
ライアンはこれも好きではないが、お尻よりはマシなのか気が向けばトリュタルと鼻を交わす。
聞くところによると、猫の挨拶の順番としては、まずは鼻付け、その次にお尻嗅ぎ、らしい。
鼻はOKでもお尻NGの猫は結構いるようで、最終的に弱い方が強い方にお尻を嗅がせて挨拶は終了するらしい。
あんなに嫌がってシャーシャー怒りまくりの強気なライアン様だが、実はいつもお尻を嗅がれてしまうあたり、やはり気の良い変なおじちゃん感は拭えない。
そして散々お尻を嗅がれて逃げ回ったあげく、「何見てんだよ、ババァ!」と私に殴りかかってくる。
都合の悪い事は全て世の中のせいにして、やたら母親にだけは強気なニートみたいでとても悲しい。
いつの日か、ライアンが右の尻を嗅がれたら左の尻も差し出すくらいの達観した猫になってくれることを願ってやまない。



やめろ!嗅ぐな!シャー!

忖度

最近国会あたりで良く耳にする言葉。
「忖度」
人の心を推し量る事、の意である。
言わずとも、先回りして相手の心を読み行動する。
相手に良かれと、自分を犠牲にする。
忖度は、日本人なら誰しもやっている事なのだ。
私なぞ、拙宅の猫にどれだけ忖度してることか。
部屋からなかなか出て来ないと、「もしやいじけてるじゃないか?」と先走り、ジャラシを持って駆けつける。
あまり餌を食べてないようなら「同じ餌ばかりでお気にめさないんじゃないか?」とイソイソと値の張る缶詰めを買いに走る。
相手は何も言わないし要求もしない。
しかし私は勝手に忖度する。
忖度して良きに計らう。

その辺の職場の上司にだって、近所のおばちゃん仲間にだって、皆、忖度しながら生きている。
忖度はある。
良かれと思った事がかえって相手に迷惑をかける事があるとしても、そこに忖度が働いてるのは間違いないと私は思うのである。



側にいて欲しそうな兄ちゃんの心を忖度して付きそうトリュフ

忖度の失敗例ですな…

222

猫の日の朝、テレビ朝日の早朝の番組「おはようコール」にて、猫猫寺が紹介されました!
事前にお知らせすれば良かったんですが、まぁ関西限定だし…と思い一部関西の猫友以外には言ってなかったんですが。
実はワタクシ、撮影の日にちょうど羊毛フェルトの教室で猫猫寺にいたので、インタビューなんぞも受けまして舞い上がっていたのですが、思った通り全部カットされておりました。
取材に来てたレポーターの子が、あまりにお肌ピチピチで、今思えばあんな若い女の横に並んで映された日にゃたまらんと自分を慰めている次第です。
そんな事より。
番組の趣旨は「222の日」と言うわけで、猫住職の小雪ちゃん、大活躍でした。
小雪ちゃんのタレントぶりを目の当たりにしながら、あぁこれもしかしたらうちのタルちゃんだったかも知れないのに…と残念でならない。

全国の猫友の皆さん!
ちょっとメジャーになりつつある猫猫寺に是非遊びに来て下さいね~


カメラにも動じない小雪ちゃん。
やっぱりタルちゃんには無理かなぁ…


クソォーーー!

猫住職就任

タルちゃんがなりそこなった猫猫寺の猫住職が決定しました。
小雪ちゃんです。












クソォーーー

2代目目指して頑張ろうね!


グレてやるぅー

ちなみに小雪ちゃんは通い住職なので、会いに行くときはお電話で確認してからどうぞ~
被り物の大住職の方はいつでもいらっしゃいますよ~

羊毛フェルト

さてさて、先日のブログで、「あの金欲にまみれたraipiさんがお稽古事?」と、そこにツッコんでいらっしゃる方も多々おられるかと思うので、今日は私の作品をご披露しよう。
習っているのは羊毛フェルト。
初めての体験教室で作ったのがこちら。



モデルはライアン。

二作目は兄の家で飼っているフレンチブルのハナちゃん。



これ、誰に見せても大爆笑される。
猫友Mさんも「顔とカラダのクオリティ違い過ぎやろ!」と大絶賛。

そして、教室に通い始めて初の作品がこちら。



似てる?

ここからハマって…



三兄弟コンプリート。

現在は大作に挑戦中。

ちなみにもちろん並行して「金欲対策」も思案中。
教室は雑貨屋も併設なので良いものはすぐに置いて貰って売ることができる(ただし犬猫関連雑貨のみ)ので、チャッチャと作れて、売っても惜しくない系を試行錯誤の毎日である。

そんなこんなで肩凝りと戦いながらも割と楽しく過ごしてる、最近の私なのである。


猫猫寺オープン

去る9月22日。
そぼ降る雨の中、京都大原三千院近くの八瀬の古民家に、猫猫寺がオープンした。
寺に対して「オープン」などと言うのはバチ当たりなのかも知れぬが、そもそもここは、犬猫雑貨作家の先生が、ご自身の雑貨のお店兼カフェに併設して、ご主人の長年の夢である猫猫寺を手作りで作り上げ、住職は神主でも何でもないご主人(仏像の彩色師ではあるが)と言う.元々バチ当たりな寺なのである。
実はこの寺と私は少なからず因縁がある。
仕事を辞め、義父の介護がスタートし、日々忙しくはしてるものの、なんとなくこのままではいかん、老け込む一方だと思い悩んでいた頃、ひょんな事からこの作家先生の手芸教室を知り通うことになった。
その時はまだ雑貨店兼教室だけだったのだが、先生から近々八瀬の古民家を借り上げてカフェと猫猫寺をオープンする壮大な計画を聞かされた。
先生は言う。
「住職は主人がするんだけど、猫住職がいないのよね。物怖じしない人慣れした茶トラの猫がいいんだけど」
え?茶トラ?
いますよ。
いますとも。
うちに物怖じしない茶色いの、います。
先生は続けて言う。
「テレビの取材なんかも入ると思いますからね、ひょっとするとすごい事になるかもしれませんよ」
「ひょっとするとすごい事」
なんとも金の匂いがするではないか。
うちのタルトがタマ駅長みたいに全国区になって、写真集が売れてガッポガッポ、便乗でこのブログもやっと出版の日の目を見る事が出来るんじゃないか?
それからと言うもの、私は来る日も来る日もタルトにリードをつけたり、被り物を被せたりして特訓に明け暮れた。

そしていよいよオープンを間近に控えた頃、タルトを連れてお店に行き、先生のご家族にタルトをお披露目した。
すると、いつも物怖じしない大らかなタルちゃんは尻尾を垂れて股の間に挟み込んだまま、一歩も動けず、私にしがみついて帰りたいと言った。

かくしてタルトは猫住職不合格となり、私の一攫千金の夢も潰えたわけだが、今も毎週教室に通い手芸を楽しんでいる。
今のところテレビ取材が来る様子はないが、本当に猫好きにはたまらない空間になっているので、興味ある方は是非一度いらしてみて下さい。



先生の息子さんも若干17歳にしてプロの画家です。
カフェの襖絵や、ご本尊?の猫仏像も彼の作品。
ギャラリーも併設されてますよ!



食事メニューはカレーのみ。
何かにつけて猫尽くし。
お水に浮かぶ氷もわかりにくいですが肉球です!



1/2成人式

確か少し前まで、「オリンピックは参加する事に意義がある」などと言っていなかったか?
一体いつから日本はこんなに強くなったのか?
金メダルが当たり前、銀メダルで「ごめんなさい」と謝らねばならぬほど、日本はスポーツでも世界と肩を並べる国になった。
中でも圧巻は、やはり男子4×100mリレーだろう。
日本人が短距離で世界2位になるなんて、以前は考えられない事だった。
いやぁ時代は変わったのだ。
これからはもう本当に、若者に世を託して、私達年寄りは引っ込んでいた方が良い。

今月20日をもって、我が家のライアンは10歳になった。
10歳。
彼がうちに来てから10年が経ったのだ。
中学生だった息子は社会人になり、小学生だった娘は大学生となり今年20歳になる。
そう、娘は人生の半分をライアンと過ごしている。
猫の10歳と言えばもう年寄りである。
ライアンは見た目は老け込んではいないが、それでもやはり若猫との体力の差は歴然、無理をせずのんびり日々を過ごしてほしい。
猫の寿命が延びたとは言え、この日々がいつまでも続くわけではないだろう。
少しづつ、心の準備をしなくてはと自分に言い聞かせている。

とりあえずは4年後、日本の若者達がまた表彰台に上がるのを、彼と一緒に静かに見る事ができたなら、こんなに幸せな事はない。






若者達の2歳祝いに便乗。
案外仲良し。笑





アニマルコミュニケーション

前々から興味はあったが、持ち前の疑い深い性格ゆえ、どうにも胡散臭くて試してみようとは思わなかった。
しかし、この度たまたま知り合いのお店でアニマルコミュニケーションのイベントが開催されることになり、ついつい申し込んでしまったら、これがなかなか面白かったのである。
私も大人だから頭から失礼な態度で対するつもりはなかったが、それでもまぁ何となく疑ってるものだから、とりあえずライアンの写真だけ見せて、うちには他の猫がいることも、ましてやライアンがそれをめちゃくちゃ嫌がってる事も、あえて言わないでおいた。
その上で、「ライアンは鳴かない猫なので感情がわかりにくいから今何を考えているか知りたい」
と、お願いした。
するとどうだろう。
コミュニケーターの方はライアンの写真に手をかざし開口一番、「僕はここにいていいですか?」と言ったのだ。
そして続けて「他に猫いますよね?」と言われた日にゃ、もう「はいすみません。疑ってすみません」とイチコロである。
結局3匹の関係性を聞いてみたのだが、要約すると、
ライアンは他の2匹に関心はないが行動はやたら見ている。
トリュフはライアンを尊敬している。
タルトはライアンが大好き。
とまぁ、当たってると言えば当たってるが、無難な回答と言えば無難な回答で、今日もトリュフはライアンをポカポカ殴っているが、それはきっと尊敬の裏返しなのかも知れない。
最後にコミュニケーターが、「ライアン君が鳴かないのが気になるのなら、鳴くように言っておきましょうか?」と言った。
いや、あんまり鳴かれても困ると言うと、「じゃあ、名前を呼ばれたら返事するように言っておきます」と言う。
実は端々、ズバリと当てられた内容もあったので、ドキドキして家に帰り、ライアンに半信半疑ながら呼びかけてみた。
「ライアン」
返事はなかった。
もう一度呼ぶ。
やはり返事はしない。
そりゃそうだわな。
この私が話しかけても無視してるライアンが、知らないおばさんにいきなりブレインダイブされて、言う事を聞くなんて事、あるわけない。
ホッとしたような残念なような、複雑な気持ちを抱きながら、それでもやっぱり「ライアン!ここにいて良いんだよ。ずっといて良いんだよ」と話しかけずにはいられないのであった。

特にどこへも行く予定はありません。

呪文

ライアンは滅多に鳴かない猫なのだが、たまに低音でヌオンヌオンと鳴く時がある。
鳴くというより唱えると言った方が良い感じの、何とも不思議な、聞いてるこちらも落ち着かなくなるような声である。
それはたいてい夜中なので、トリュタルは娘の部屋にいる。
トリュタルはこのライアンの声を聞いてどんな反応をしてるのか?
ずっと気になっていたのだが、今日ついに、それを知ることとなった。
私がトリュタルと一緒に娘の部屋にいる時に、ドアの向こうでライアンのそれが始まったのだ。
すると、おとなしくそれぞれにくつろいでいたトリュタルが同時に動きを止め、聞き耳を立てた後、トリュフが低くウーと唸りながらタルトに襲いかかったのでる。
何だか本当に操られるかのように、虚ろな目でタルトの背中にパクリと噛み付いて、タルトが嫌がって逃げても噛み付いたままついていく。
これ、その後も2度ばかり遭遇したのだが、いずれもトリュフがムクッと起き上がってタルトに襲いかかったのだ。
つまり、ライアンのあの鳴き声は「目覚めよ~黒いもの達よ。茶色を襲え~茶色を襲うのだ~」という呪文だったに違いない。
己の手を汚さずに他者を操って気に食わない者を排除する…
なんて、恐ろしい呪文…
そんな恐ろしいワザがライアンに備わっていたとは…
それ以来ライアンと目が合うたび、母ちゃんを襲わせる呪文は唱えないでねと、お願いしながらビクビクしている次第である。



どーしよっかな~

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プロフィール

raipi

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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