文明に翻弄される時

ヌストは焦っていた。
来たる学園祭で飲食の模擬店を出すに当たり、保健所より検便キットを預かったのは一週間前だった。
従来のだらしなさに加え、その週は卒論の研究、バイト、と、忙しさを極め検便の事をすっかり忘れていたヌストがそれに気付いたのは検便提出期限締め切りの朝であった。
しかし、その日に限って昨夜の晩御飯を食べてなかったヌストに便意はない。
しかもその日は朝から外せない授業があり、ゆっくりトイレにこもることもできない。
とりあえず学校へ行き、昼休みいつもより大量に昼食をとり、自然に便意が来るのを待つ。
検便提出期限は刻々と迫っている。

よし!きた!
ヌストはトイレに駆け込んだ。
出た。
良かった。
これで何とか提出に間に合う。
ホッとして検便キットを手に持ち立ち上がって振り向いたその時、便器の自動センサーが働いた。
お、お、俺のう○こーーー!
男子トイレの個室から響くその声は、流れゆく水の音と共に、初冬の空に儚く消えて行くのであった。




これ、すべらない話で使えるべ!
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呼び名

知る人ぞ知るうちの息子。
数々のあっと驚く逸話を持つ彼の事はカテゴリの「息子の事」を読んで頂くとよくわかる。
このブログ上では、彼を、中高の頃はニートと呼び、浪人時代はロートと呼んでいた。

彼にはとにかくお金をむしり取られて来た。
野球三昧で勉強などまるでする時間がなかったにもかかわらず、気休めでずっと塾に在籍させ、ひたすらムダに塾代を払い続けた中高時代。(だからニート)
受験時にはそりやぁもうどえらい受験料を払ってあちこち受験したにも関わらず浪人生になり、予備校に恐ろしいほどお金がかかり、2度目の受験でこれまた大枚を払い込んだ浪人時代。(だから浪人と書いてロート)
やっと大学生になったらなったで、人生で最高に楽しい日々(本人談)を過ごすあまり、遊ぶ遊ぶ。
その度に「金貸して」と言われ貸してやってるのだが、未だ1円たりとも返してもらってはいない。
おまけに7万もする通学定期を買って3日で落とし、責め立てる私に向かって「定期なくなって1番困ってんのは俺や!」と言ってのける。
作り置きのカレーを夜中に食い尽くしているのは日常茶飯事、先日などは明日食べようと綺麗に盛り付けたローストビーフを冷蔵庫に入れておいたら、夜中に帰って来てちゃっかり食べてやがった。
あーもううんざり、この盗っ人が!
ん?盗っ人、ぬすっと、ヌスト!
そんなわけで長らくお待たせしました。
うちの息子の新しい呼び名。
ヌストに決定。
以後お見知り置きを…




最近母ちゃんは、錦織圭みたいな息子が良かったーと言っている。

ディズニーさん、ごめんなさい

いやはや、毎度お馴染みではあるが、うちの息子にはマジ、驚かされる事が多い。
今回は多くを語るまい。
息子が友人同士で、「絵がヘタな人選手権」を開催した際に、他者に大差をつけてダントツ優勝した作品がこちら…




ドラえもん









コアラ








そして極めつけ…

ドナルドダック









えぇぇぇぇーーー

サクラ咲イタ…かな??

やっと長い長い息子の受験生活が終わりました。
結果は…
めでたく京都の大学(話題の京都大学ではありません。「の」が入ります!)に決定致しました
本人希望の東京の大学(東京大学ではありません。「の」入りね。)は何と全滅…
そのために1年頑張ってただけにちょっと複雑な気持ちですが、ま、とにかく地元に受かってくれたから私としては万々歳です
しっかし世間を騒がせてるネットカンニングにはビックリです。
彼が受かったという東京の私大は息子も受験してたので(しかも同じ学部)、一瞬「え?息子やっちまったのか??」と思ったけど、うちの子は落ちたんだったわ。。
やっぱねー、一生懸命やって落ちた子もいるわけだし、不正はいかんよ。不正は。
でもカンニングで逮捕ってのもいかがなものか?
試験監督の職務怠慢はおとがめなしってのも気になります。
これを機に何らかの対策が講じられる事でしょう。
受験生達よ!
自分を信じて頑張って~

そんなわけで無事4月から晴れて大学生になる息子。
ロートも返上、また名前考えなくっちゃ。

皆さま、色々応援頂き、またご心配もして頂き、感謝感謝ですm(__)m
本当に有難うございました!






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ケッ
東京に行ってくれるんじゃなかったのかよ。
またずっとこいつと暮らすのか…

信じられなーい!

2月に突入し、いよいよ私立大学の受験が始まった。
うちの息子も早速昨日まず1校目の試験会場へ。

お昼頃夫から「いつも職場で使ってるコップが滑って落ちて割れた!」とメールが…


夕方帰宅した息子に「どうやった?」と尋ねると、「うーん、あ、それより今日な、弁当食べてたら箸折れた!」だって。


オーマイガァァーー!!






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<ライアン先生のコメント>
しかしまぁ、滅多に起きない“ついてない”出来事が、
二つも起きるってのは、ある意味“ついてる”のかも知れませんぞ…
ま、諦めずに頑張りたまえ。。

いつでも打てるよう振っとけ!

野球好きな人は、何でも野球に例えて話したがる。
ちょっとした手助けを「うまいバントやったなぁ」と言ってみたり、誰かの発言によって場が白けた時に「あ~打ち上げてしまいよった」とか言う風に。
うちの息子もご多分にもれず、野球に例えて話す事が多い。
例えば、気にいった女子を上から順番にファースト・セカンド・サードなどと言う。
野球部同士では「俺今日ファーストと一緒に帰ったし!」「お前のサード、マクドで見たで!」とかちょっとした暗号のような会話になる。
そんな野球部仲間とも離れ離れになり、予備校に通うようになって、さぞかし暗い日々を過ごしてると思いきや、昨日息子が興奮気味に電話してるのを聞いてしまった。
「予備校にめっちゃ可愛い子おんねん!しかも二人!ダブルエースや!一人は右の速球派、フツーに150キロ投げよる!もう一人は球は早ないけど、カーブがキレるんや。しかも左!」
電話の相手も「おぉー最高やん!松坂と杉内やん!」とか何とか言って興奮している。
いやいや、わかるのか?
こんな例えで、女の子の良さがどうわかるんだ?
松坂と杉内の隣に座るのを楽しみに、毎日早起きして朝シャンまでして予備校に嬉々として通う息子よ。
これが野球バカの最上級の称賛の言葉だと、彼女らに理解して貰えない限り、アンタのベンチ入りはないと思うよ…。






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挟まれてオールアウト…だけは避けて欲しい。




それは予想外だろー!

先日仕事から疲れて帰ってきたら、私のスリッパが片方ない。
朝、玄関で脱いだ覚えがあるからそこにあるはずなのに、片っぽだけない。
これはもう考える必要もない。
犯人はヤツしかいない。
家の中はシンと静まり返っている。
でも私は慌てない。
犯人は必ず現場に戻ってくるはずだから。
しばらくするとトントントンと可愛い足音が聞こえてきた。
ホラ来た。
寝ぼけ眼でライアンがすり寄ってくる。
「母ちゃんお帰り、待ってたよ」
待ってたんなら帰ってきてすぐに駆け寄って来てほしいが、まぁそこは目をつぶろう。
「ライアン、お母ちゃんのスリッパは?お母ちゃんいなくてさびしいのはわかるけど、スリッパで遊んだらあかんよ」
いくら言ってもライアンは知らん顔でスリスリするだけだ。
仕方がないので2階まで探しに行く。
ライアンもトコトコと付いてくる。
ない。
スリッパはどこにもない。
怪しい場所は全て見たが、やはりどこにもない。
夕飯の支度の時間になり、仕方なくスリッパなしでキッチンに立ち、もうスリッパの事など完全に忘れてしまった頃…
「ただいま!」
ロートが予備校から帰ってきた。
「母さん!なぜか俺の鞄にスリッパ片っぽ入ってたわ!」
えーーーーーー
お前やったんかい!!







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疑われて涙型になるライアン
バカロートはいつも玄関先で鞄に本やノートを詰め込むから、その時に
母ちゃんのスリッパ一緒に入れたんじゃん。
普通気付くよね?
マジ、バカじゃね?


フィギるロート

息子の受験が終りました。
結果は1勝2敗。
でも本人が本当に行きたかったのは破れた方の学校。
なので、浪人決定致しました…
あーショックだ…
ショックだけどまぁ、仕方ない。
考えてみれば、高校に入って2年半は野球に明け暮れ、勉強なんぞ全くしていなかったワケで…
8月引退後から半年でよくもまあここまで…と言うくらい頑張ってましたからね。
変に自信が出てきてちょっと実力以上の所ばっかり狙ったのが運の付きだったけど、これも経験。
しかしなぁ…
今回払い込んだ受験料と予備校の授業料とで、東大だったらもう3回生ぐらいになってますからねー
大体受験料払い込んだ時、銀行の窓口のお姉さんに、気の毒そうに「…頑張って下さいね」とか言われたのに、同じ銀行で予備校の授業料振り込めないじゃん!
お姉さん泣いちゃうよ、たぶん。
あと1年、息子が家に居るのを誰よりも嫌がってるお方はそう、ライアン。
この半年もずっと毎日「何でお前居るの??」と迷惑顔だったライアン。
それは猫嫌いな義母にさえ「次は受かりや。ライアンのためにも…」と言わしめるほど。
孫ランキングついに逆転か?
とまぁ、そんなこんなでうちの仁居人君は以後浪人(ロート)君に改名致します。
今後ともロートの行く末をどうぞ暖かく見守ってやって下さい。





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「フィギる」とはフィギュアスケートにかけて「滑る」の意。
本来は話がスベる時に使う若者言葉だが、今回の場合は…言わずもがな…


一体何人乗ってきたんだァ~

息子の通う塾は3階建てのビルで、1階に雑貨屋、2階に歯医者、そして3階に塾が入っている。
塾は夜遅くまで開いており、授業を終えて帰り支度をするのはいつも11時過ぎである。
当然、その時間には1階と2階は営業を終えており、誰もいない。
息子達はエレベーターで1階まで降りるので、普段は誰もいない1階や2階の事なんて気に掛けてもいなかった。
そう、あの日までは…



「先生、有難うございました」
「気をつけて帰れよ」
「さようなら!」
その日、いつものように授業を終え、疲れきった流星4人組はエレベーターに乗り込んだ。
ふと一人が、「今、2階で降りたら真っ暗でめちゃ怖いやろな」と言いながら、イチビッて2階のボタンを押した。
「おい、何すんねん」
「怖いやんけ」
「大丈夫やって」
エレベーターは静かに2階で止まる。
緊張する4人の前で、扉が開き、目の前に真っ暗な闇が広がった。
「なんかヤバイって」
「早よ閉めろや」
4人が「閉」ボタンを押したその時である。
無機質なアナウンスがエレベーター内に流れたのだ。
「最後にお乗りになった方は降りて下さい」
………
………
ぎょぇ~~~
4人が漆喰の闇の中へ飛び出し、階段で1階へ降りたのは言うまでもない。






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あれ?
兄ちゃん、後ろに居る人、誰?










星に願いを


今夜、しし座流星群を見に行こう。
塾の高3メンバー(野郎ばっかり4人)は塾帰りに丁度良い暗がりを見つけ、星空を眺めていた。
1つ、2つ…、星が流れ出した。
皆今まで、流れ星など見た事はない。
それが今夜はあれよあれよと目の前を星が横切る。
「あ、また!」
「あ、あっちも!」
少年達は夢中になって夜空を見上げる。
皆で数える流星は30を超えた。
あまりのロマンチックな雰囲気に、耐えられなくなった一人が、お決まりのコントモードに入る。
「(星空を見上げながら)オレ、明日東京に行くよ。」
「…え?」(即一人が反応、勿論男である)
「オレはオレの目指す道を行く。お前はお前の道を行け。」
「うん、うち頑張る!」
「オレの見上げる夜空は、お前に続いてるんだぜ。」
その時、オリオン座の横あたりを、見た事もないような大きな輝く星が流れた。
「ウォ~~」
少年達のテンションは一気に上がり、小芝居を忘れて一斉に走り出す。
「流星バンザーイ!」
「俺ら絶対合格するぞ!」
「おぅ!みんなで合格や!」
雄叫びを上げながら走っていると、いきなり一人消えた。
「え?」
「仁居人は?」
「仁居人ー!」
「た、助けて…」
仁居人は畑に落ちていた。
「このタイミングで落ちるかぁ~?」
芝居を越える仁居人の天然っぷり、ここに健在である。



星降る夜の小さな出来事だった。
全国の受験生諸君、健闘を祈る。





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ガンバレ~




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プロフィール

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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