生まれ変わるなら…

猫は本当に気ままな生き物だ。
自分が甘えたい時は、こちらの都合などおかまいなしにやって来る。
夕食の準備をしている最中や、出かけなければならない時に限って、「抱っこ~」と、ウルウルの瞳で膝に乗って来たりする。
こちらもつい、この時を逃したら、二度と膝に乗ってくれなくなるんじゃないかと、ついつい用事を後回しにして、抱いてしまう。
ところがどうだ。
こちらが暇で、かまいたくて、ちょっと頭を撫でたりしようものなら、噛み付き、猫パンチ、猫キック、あげくに、憎々しげな顔で去って行くではないか!
男の人は、こう言う女性が好きなのかも知れないが、私はこんな男は嫌いだ。
にもかかわらず、ライアンにはゾッコンなのだ。
言いなりに振り回されて、しかも、喜んでる。
私は常々、生まれ変わるなら、室内飼いの動物になりたいと思っていた。
今はそれを限定して、‘猫’と言おう。
犬なら、眠たい時でも、呼ばれれば、そばに駆け寄りしっぽのひとつも振らねばならぬが、猫は何もしなくていいのだ。
気が向かなければ、顔さえ上げなくていい。
願わくば、やたらとかまってくる人のいない家で、一生可愛がられて気ままに過ごす猫がいい。
ライアンが今の生活を、幸せと感じてるかどうかはわからないが、私はそんな風に過ごせたら、幸せだなぁ…
生まれ変わるなら…
いえ、私こう見えても、色々あるんですよ

雪猫

地球温暖化が叫ばれて久しいが、今年はほんとに良く雪が降った。
その日も、朝から一面の雪景色で、さらにまだ、降り続いていた。
私はライアンにも見せてやろうと、抱っこして、窓辺へ連れて行くのだが、
どうも彼は、離して欲しくて外の景色を見るどころではないらしい。
ライアンの餌場は窓辺なので、食べてる時にも見えるはずだが、全く興味を示してないし、猫には‘日常と違う’と言う概念がないのかな?と思っていたが、そうでもないらしい。
昼間、ソファーで寝ていたライアンが、ふと目を覚まし、何気なく外を見て、ギョっとした顔になったのだ。
暫くそのまま窓の外を凝視し、やがてソロソロと姿勢を低くして、窓辺に近づいていく。
そして、目をまん丸にして、「いつの間に世の中こんな事になったんや」と言う感じで外をじっと見ている。
いやいや、朝からずっとそうなってるやん!今気ぃ付いたんかい!と、突っ込みながらも、あの小さな脳みそで、雪に何を思うのだろうと、自然の脅威とか不思議とか、そういった物を感じてるんだろうかと、こちらの方が興味津々になって来る。
そこで、雪に触らせてやろうと、窓を開けた。
いつもなら、窓が開くと、脱走を試みるのだが、さすがに、積もった雪に怯えて、首だけニュ~っと伸ばして様子を見ている。
私が抱き上げ、雪の上に前足をピトッと乗せてやると、ドッヒャーと言う風に、プルプルして嫌がった。
そして、行儀良く私の膝に座ったまま、じっと私を見つめる。
その何か言いたげな顔に、もしや、やはり、動物特有の鋭さで、地球温暖化の悪影響を感じ取ってるのかとドキドキしたが、寒くなってきたので、取り敢えず窓を閉めた。
するとライアンは、何も無かった様に、トイレに行き、元のソファーに戻って再び丸くなった。
どうやら自然の脅威より、「何をいつまでも窓開けとんねん!寒いねん!」と訴えていただけのようだった。
雪猫
娘作「雪猫」
お嬢さん、僕ライアンです

うふプリン♪

20080327090651
夫が東京主張からキャトルのうふプリン買ってきてくれました。食べたかったんだ~美味しかったです!

夜中のライアン、巨大化?!

寝室は二階にある。
大抵私が最後まで起きている事が多いので、ソファーで寝ているライアンに声をかけ、電気も床暖も消して階段を上がる。
ライアンはすぐにはついて来ない。
ソファーの上で知らん顔である。
私がベッドに入り、ウトウトする頃、ライアンはやって来る。
いつも夫のベッド側から上がり、夫の枕元を横切って、私の方へ来て、ひとしきり私の顔の匂いを嗅ぐ。そして私の肩口から上半身を通って、足元へ行く。
これは毎日必ず、である。
私の足元からベッドに乗ればいいものを、必ずこのコースをたどる。
布団の上からとは言え、体を縦断されるのは痛い。
そして、ともかく、上半身を踏みつけて、下半身までやって来ると、私の足の間に収まろうとする。
私は布団の中で、足をちょっと広げ、ライアンがスッポリうまい具合に収まる様に、微調整をする。
この辺は阿吽の呼吸である。
ライアンは自分の最も気に入った幅になると、スポッと入って丸くなる。
この一連の儀式が終わって、私は再び眠りに入るのだが、やはりどうしても、寝返りがうちたくなる。
布団の上から両足の間に、ドスンと座られているので、これがなかなか大変である。
まず、仰向けのまま、左足を胸の方へ引き寄せ、体を右に倒し、曲げた足をライアンの幅だけ通過させて下ろすのだが、このライアン通過の過程でいつも奇異に感じる事がある。
ライアンの幅がやけに広いのだ。
ライアンが丸くなった面積など、タカが知れてるし、大体の感覚で足を動かすのだが、いつまでたっても通過出来ない事がある。
実際のライアンより明らかに大きな物体が、布団の上に居る…?
ライアンは、夜中熟睡すると、体がビローンと伸びて、巨大化するらしい。
証拠はまだある。
たまに布団の中に入って来る事もあるのだが、その時には、私の首元から頭を突っ込み、そのまま進んで、方向転換せずに、寝てしまう。必然、ライアンのしっぽが私の顔のあたりにあるのだが、驚くなかれ、私の足の先にも何やら触れる物がある。
私は身長162cmなので、顔横にしっぽがあるのに、足の先にも触れるのは、ちょっと長くないか?
やはり、ビローンと伸びて巨大化してるに違いない。
私が寝ぼけてるだけだと言うなかれ、ここはやはり、《猫夜中巨大化説》の方がいい。
朝起きた時、うっかり元に戻るのを忘れて、ビローンとデカくなってる姿を是非見たいものだと、いつも思っている。
夜中巨大化
夜中はもっと伸びてま~す

指チュッチュ

小さい時からライアンには、自分の肉球を吸う癖があった。
抱っこが嫌いな猫だが、この時だけは、自ら私の膝に乗り、胸にもたれてひたすらチュッチュと音をたてて吸う。
のどはずっと、ゴロゴロ鳴っている。
これはどう考えても、母親のお乳を吸っていた名残だろうが、ライアンは生後1週間以内に、人間の元に来てるので、母親のお乳を吸ったのは、産まれて3~4日ぐらいのものだろう。
にもかかわらず、その記憶が残り、無心でチュパチュパ吸っている姿は、不憫であると同時に、母猫が深い愛情で接していた証拠ではないかと、見た事のないライアンの産みの親に、感謝せずにはいられない。
ライアンにとって、人間界の母は、やはり私であるようで、その行為は、私の胸でしかしない。
それは現在に至るまで、毎日少なくとも一回は行われるのだが、私はその度に切なくなり、頭やのどを撫でてやりながら、「ライアンいい子ね~、いい子ね~」と話しかける。
小さい頃は、そのままいつしか、眠ってしまっていたのだが、ある時から、ライアン自身が指チュッチュに満足すると、ふと、我に返ったような顔になり、サッと私から離れるようになった。
私の胸元もライアンのよだれでビチョビチョだが、ライアンの手もまたビチョビチョなわけで、彼はさも忌々しそうに、その手を舐めている。
「何でこんなに濡れてんねん?お前のせいか?」と言わんばかりの勢いだ。
さっきまでの、母と子のような密な時間はどこかへ消えうせ、私がどんなに呼んでも、もうチラリとも見ない。
勿論、ライアンにその気が無い時に、抱き上げても無駄である。
指チュッチュは、ライアンがしたい時だけの、赤ちゃん返りタイムなのだ。
普段の彼は、自分にそんな癖がある事など、おくびにも出さず、プライドを振りかざしているが、私が「ライアン、いい子ね~」と言うと、条件反射なのか、目をつぶってしまう、おマヌケな猫であった…
指チュッチュ
ちゅっちゅ
指チュッチュ
「ライアン、いい子ね~」
う~、なぜか目が~

ゴリちゃん

ライアンがうちに来てすぐ、娘は自分のぬいぐるみの中から、小さなゴリラのぬいぐるみを選んで、ライアンの寝床に入れた。
なぜ、ゴリラをチョイスしたのかと言うと、ほどよい小ささだったのと(ナンセ、ライアンが本当に小さかったので)あんまり可愛くもないので、いらなかったと言う理由だ。
当初ライアンは、まだ目もはっきり見えてなかったので、ゴリちゃんにも無反応だったが、そのうちだんだん、噛んだり、キックしたり、少しづつ遊ぶようになってきた。
そうなると、私も娘も色んな物で遊ばせたいので、猫じゃらしや、ボールやひもを使ったり、猫用おもちゃを買って来たりしてどんどん与えた。
ぬいぐるみも、もっとサイズの大きい物を次々に与え、ライアンのおもちゃ籠は、すぐ満杯になった。
おもちゃの中には、ライアンのお気に召す物と、そうでない物(得てして買ってきた物より、ペットボトルのふたなどが好き)が、ごちゃごちゃと入っていたが、そのうち、ライアンには、布やニットを食べてしまう誤食癖がある事が判明し、ぬいぐるみや布製おもちゃは、撤去せざるを得なくなった。
そして気付いたのだが、ゴリちゃんだけは、布製にもかかわらず、食べないのだ。
普段、特にゴリちゃんと遊んでいる風でもないのだが、私達がゴリちゃんを持つと、「クルクルー」と鳴く。
最近キャットタワーの上に、おもちゃを投げて、それをライアンが取りに行くという遊びがブームなのだが、その時も、ゴリちゃんを投げた時だけ、「クルクルー」と鳴きながら取りに行く。
ゴリちゃんは、ライアンにとって、特別な物のようだ。
娘のチョイスは間違ってなかったのである。20080324153651

ND

少し前に流行った、言葉をアルファベットに置き換えるアレ、である。
KY(空気読めない)は有名だが、他にもMM(マジむかつく)とか、NHK(年中豹柄キャミソール。いやこれ、略す意味あるのか?って言うか、年中豹柄キャミソールって普通会話に上るのか?)とか、若者の間では、色々使っているらしい。
で、NDである。
これは「人間としてどーよ」である。
なかなか良いじゃないですか。私は結構気に入ってる。この頃はNDな輩が多い。これは元々、某関取婦人の浮気相手が、イケシャアシャアと自ら暴露した事に対して言われたのが最初らしい。
確かに、NDである。昔はこんなヤツいなかった気がしますがねぇ。
我が家のNDは、もちろんライアンだ。
うちのキッチンカウンターの直角に曲がった所で、必ず足を踏み外す。
キャットタワーに上り損ねて、ジタバタする。
子猫の時には、階段から後ろ向きにドドドーっと落ちてきて、びっくりさせられた。
先日も、洗面所にある棚(高さは天井近くまである)の上で寝ていて、目を覚ました時、何の躊躇もなく一歩を踏み出し、ストンと落ちた所を目撃した。
そしてなぜか、またたびに全く無反応。
昔はこんな猫、いなかっただろう。
まさにND。「猫としてどーよ」である。
ND
何見てるにゃ!落ちねーよ!

なんだかなぁ~

ライアンは冷めた猫である。
いつも遠巻きに、ビミョーな距離をとり、ジッとこちらを見ている。
自分から人の膝に乗りに来ることもめったにない。
夜寝る時は、私の布団には乗るが、必ず足元で丸まって寝る。
子猫の頃は、布団の中に入ってきて、スピースピーと可愛い寝息を聞かせてくれたのだが、いつの頃からか足元に行ってしまった。
抱っこもまた、あまり好きではなく、無理に抱いていると噛み付かれる。
しかし、たまに昼寝をしてるライアンの横にそっと行き、添い寝してみると、それはOKらしく、逃げもせず、グースカ寝ている。私はこの信頼し合った感じが嬉しくて、ライアンの背中に頬を寄せて、しばし一緒にまどろむ。
しかし、いつまでも一緒に寝てるわけにもいかず、暫くして、名残惜しくもその場を離れるのだが、なんとその後ライアンは、おもむろに振り向き、私が密着していた自分の背中を、熱心に舐め始めるのだ。
まるで、「あー気持ち悪かった…」と言わんばかりに…
これはショックだったなぁ。
これってうちの猫だけですか?
なんだかなぁ~
オレに触るな!!

鹿男・猫男

ライアンはいつかしゃべるのではないかと、秘かに思っている。
根拠はないが、あの無表情の中にも達観した顔でじっと見つめられると、もう何年かすると、普通にしゃべるのではないかと言う気がしてしまう。
犬は全身で感情を表し、嬉しい時にはその顔も嬉しそうに見えるし、飼い主に怒られた時などは、本当に申し訳なさそうな顔をする。
故にしゃべる必要はない。
だが、猫は違う。
猫は心を許しているはずの飼い主にさえ、ビクついて逃げたりするのだ。ライアンに至っては、呼んだって来やしない。
これはつまり、いつの日か、言語で通じ合う日が来るからではないのか?
折しも『鹿男あをによし』と言うドラマを見て、私の予感は確信へと変わった。
このドラマでは、鹿がしゃべるのである。
話は少しそれるが、私はこのドラマが大好きだ。今日最終回なので楽しみが1つ減る。大体かつて、タイトルバックで鹿が全力疾走するドラマがあっただろうか。音楽もいかにもドラマとタイアップヒット狙います的な曲ではなく、大河ドラマを思わせる壮大な曲なのが笑える。
私は奈良出身なので、多少奈良公園の鹿に対する贔屓目もあるには違いないが、確かに鹿もしゃべって不思議はない気がする。
鹿せんべいを貰う為におじぎだってするのだ。あれは鹿同士、夜の会議で話し合った結果なのかもしれない。
そこここで、集会を開いている猫にしてもしかりだ。
長老の言葉に長けた猫が、若輩猫に言葉を教えている可能性はないとは言い切れないだろう。
だがしかし、ライアンのように、他猫と全く接する機会のない猫の場合は、自分のしゃべる能力に気付いてないかもしれない。
そこで私は今日もまた、じっと見つめて何か言いたげなライアンに、「おかあちゃん、お・か・あ・ちゃ・ん!」と言葉を教えているのである。
10年ぐらいたって、ある日ふと、「お母ちゃん」と呼びかけるライアンと、それを全然驚かない私とが何となく見えるのだが…
鹿男・猫男お母ちゃん、めし。

しつけの話

高さ30センチ足らずのソファーにも登れなかったライアンだが、日に日に成長し、ついに、食卓に上る様になってしまった。
これだけはしない様にしつけたかったので、パン屋の店長直伝の、‘猫の頭を押さえて、その横のテーブルをバンバンと叩き、ダメ!と叱る’と言う作業を繰り返した。
店長宅の猫は、これで一発でいけない事を覚えたらしい。
ところがどっこい、ライアンはそうはいかない。
叱られた直後はスゴスゴ下りるが、3分もしない内にまたすぐ上る。
何度も何度もそれを繰り返し、結局疲れ果てた私が負けてしまい、今ではすっかりテーブル乗り放題の猫になってしまった。
噛み付きも然り。これも、噛み付いてきた時に、押さえ込んで叱る…を繰り返したが、さっぱり通じず、しまいには、やはり私の方が疲れてしまって、もうどうにでもしてくれ!となってしまう。
しかし、この噛み付きに関しては、子猫時代のほんの一時期の事だった。現在1才7ヶ月になるが、無駄に噛み付く事はほとんど無くなったので、これは別にほっておいても良かったんだと、今は思っている。
テーブルに乗る方は、今も当然の様に続いてるが、ムキになって止めさせるほど、困る事もないので、好きにさせている。
ただ、お客さんが来た時だけ、何と行儀の悪い…と思われそうなで困るのだが、そんな時は、「あら~いつもはこんな事しないのにー、興奮してるのかしら~」とか言って、オホホ~と笑ってごまかせばOKである。
いずれにしても、猫にしつけなど、必要ないと私は思うのである。
しつけの話
テーブルの上ですが、何か?

離乳の話

本来猫は、生後どれくらいで、乳離れするのだろう?
母猫とずっと一緒の場合は結構大きくなるまで、吸っているのだろうか?
それも野良と飼い猫ではまた、違うのだろう。
ライアンの場合は、恐らく野良、いや、代々続く生粋の野良だと推測されるのだが、生後1週間以内に親から離れている(育児放棄か、はたまた、人間の身勝手か)ので、血は野良だが、育ちはお坊ちゃまである。
病院からは、1ヶ月目から離乳食に切り替える様言われていたが、例のパン屋の店長の猫は生後1ヶ月でやって来て、その日からカリカリの餌を食べていたと言う。
猫用ミルクだって高いのに、猫用離乳食(これがちゃんと売っている!)まで購入する必要があるのかと、安い子猫用フードを試しに買ってみた。
これをひとつまみミルクにふやかして与えてみたが、プイと横を向く。
もう既に、哺乳瓶の先も噛むし、私の携帯電話まで小さな牙の跡がブツブツつくくらい噛むので、ミルクでは物足りないはずなのに、やっぱりミルクがいいらしい。
この頃には、哺乳瓶を両手で持って、後ろ足で立ち上がり、ちょっと一杯ひっかけてるオヤジのように飲む。
ならばしょうがないと、泣く泣く離乳食を買ってきた。
これが開けてみると、やはり粉で、お湯でドロドロ状にして与えるらしい。
ミルクと違って、練乳のような良い匂いがするので、これなら舐めるかも?と期待して作ってみたが、やはり無視。
口につけてやってもペロリともしない。
でも買っちゃった物は使わなくてはもったいないので、ミルクに混ぜてみた。
哺乳瓶に食いついたライアンは、いやーな顔はしたが、どうにか飲んだ。
しかしやはりミルクだけの方が好みらしく、離乳食は一缶無駄にする事になるのだが、取り敢えず、子猫用フードを時々試すもダメ…と言う日々が続き、生後1ヶ月半過ぎに、またもパン屋の店長から、「餌変えてみたら?うちはヒルズのサイエンスダイエットだよ」と伝授され、その『ヒルズサイエンスダイエット子猫用キトン』と言うのを購入。
これが他の餌に比べると、ちょっと高いのだ。
これも食べなかったらもったいないなぁと不安な中、娘が一粒手にとって、ライアンの口元に持っていってやると、何とカリカリと食べたではないか!
で、お皿にパラパラと入れてやると、自分から食べだしたのだ。
ちょっと硬いかと思い、暫くはミルクでふやかしてやったが、何も無かったように食べる。
これは一体どーゆーこっちゃ?
やっぱ安い餌は食えんという事か?
そう。生まれより育ち。血は野良でも、彼はもう立派なお坊ちゃまなのである。
ちなみに、カリカリの餌を与える場合は、たっぷりの水も与えなければいけない。
水を飲ませるのがまた、一苦労だなと覚悟していたのだが、ふつーにすぐペロペロ飲んだ。
ナニ?もしかして、ミルクの時も水は欲しかったとか?だからウンチが硬くて鳴きながらしてたのか?
うーん…ライアンはどんどんお坊ちゃま生活に順応していってるのに、こちらはまだまだ、召使の心得が足らぬと見える。反省、反省…
離乳の話

スィーツパラダイス!

20080317082138
今日はちょっと趣向を変えて、お出かけレポート第一弾です。
前から一度行って見たかったスィーツパラダイス。
ネーミングがいい。

スィーツだけでもワクワクなのに、その上パラダイスだ!
行ってみると、午前11時にもかかわらず、長蛇の列で、なんと2時間待ち…
じゃあ今日は諦めて帰る?いいえ、自称食ボケは母娘は待ちました。
幸いそのスィーツパラダイスが入っているビルは、3階から6階まで全フロア本屋なので、時間を潰すにはもってこいなのだ。
娘は児童書コーナーに腰を据え(ちゃんと椅子がある!)私は、パソコンコーナーへ。
以前うちの近所の本屋では、私には不可解な物ばかりで、ますます落ち込んだ苦い記憶があるのだが、ここは街中の大きな本屋さん。やはりありました。“初心者の為のブログ入門”的な本が!
貪るように立ち読みし、気が付けば予約時間が迫ってる!
取り敢えずその本を購入し、(ブックオフ大好きな私には痛い出費、高かった!)いざ、スィーツパラダイスへ。
得てして、食べ放題と言うのは、期待はずれなものだが、なかなか品揃えも豊富で、十分満喫できそうだ。
さあ、制限時間70分の幕開け、私達母娘はお皿を片手に駆け出した。
甘いケーキばかりそんなに食べられるものではないって?ご安心あれ、そんな時の為に、ちゃんとパスタやサラダも用意されている。
ケーキをガツガツいって、途中パスタで箸休めして、またケーキを攻めて、アイスで〆ると言う、かなりハードな作戦であっという間に70分が過ぎ、私達母娘は、「明日からまたダイエットしようね~」と言い合いながら、仲良く帰路についたのであった。
あ、ブログ本は只今研究中です。
もうすぐイッパシのブロガーになれるかも?乞ご期待!

トイレの話

かなり体も大きくなってきたので、準備していたトイレに入れてみるが、一向にしない。
相変わらず、私の膝の上で、仰向けになり、濡れティッシュでチンチンスリスリしてもらってジョ~と出すと言う、お恥ずかしいパターンである。
ウンチもまたしかり。排尿、排便後は動物用消臭ティッシュで拭いてやるのだが、どうしたってやっぱり臭い。
猫は匂わないと聞いていたのに、ライアンが横切ると、下半身が臭いのである。
お風呂でいちいち洗うのも面倒だし、それより何より、このままもっと大きくなっても、私がスリスリしてやらなければならないのか?用を足す見本を示さねばならぬのか?と悩んでいたある日、ついにライアン自らトイレに入り、オシッコをしたのである!
あたしゃ涙ぐみましたね。きっとヘレン・ケラーが「ウォーター」と言った時のサリバン先生も、こんな気持ちだったんじゃないかと、大げさでなく、その時は本当に感動したのである。
翌日には、トイレからウーンウーンと声が聞こえ、行ってみるとウンチしてました。
えらいぞ!ライアン!
それにしても、誰が教えるわけでもないのに、ちゃんとトイレに入って、砂までかけて、動物のなんと賢く、逞しい事よ。
さあ、次は離乳だ。頑張れライアン!
トイレの話
がんばるじょ~

引きずりライ

生後1ヶ月がたった頃から、やんちゃになり、とにかく目が合うと噛み付いて来る。
毎朝、ライアンに気付かれないように、そぉっとキッチンに立つのだが、リビングのダンボールハウスで眠る彼は、すぐに慌てて出てきて私の足によじ登り、手が離せない私が無視してると、足に爪を立ててしがみ付いたまま…。
こうして私は毎朝、ライアンを引きずりながらのお弁当作りとなるのである。
これを名付けて「引きずりライ」
赤ちゃん猫の爪は、ご存知の様に出たっぱなしなので、これが結構痛い。
私の膝下は、見るも哀れな傷だらけ、血だらけで、もうグラビアは出来ない。(いや、最初からしてない)
噛み付き方もハンパではなく、例えばちょっと離れた所からジッと見つめ、音も無く飛び掛る。
たいてい背後から、座ってる私の頭に飛びついて、そのまま後頭部を噛み付きまくるのだ。
手もまた大好きな標的である。前足でギューっと持って、後ろ足で蹴りを入れながら噛み付くので、これまたたまらなく痛いし、人前で手を出すのが恥ずかしいくらい傷だらけになる。
子猫なんだから…じゃれてるだけなんだから…と大目に見ていた私だが、噛み付いている時のライアンの顔がどうもいけない。何か本気と言うか、小鬼の形相(小鬼を見たことはないが)で向かって来るのだ。
あの頃はホント、この子は私を隙あらばかみ殺そうとしてるんじゃないかと、ちょっと本気で思ってました。
引きずりライ
噛み付くのだいちゅき!

成長の日々

ライアンを引き取ってから1週間は、パン屋のパートを休ませて貰った。
何せライアンを飼うきっかけは、パン屋の店長にもあったわけで、心優しい彼は、快く休ませてくれたのである。
とは言っても、特に付きっ切りで育てねばならぬという事もなく、哺乳瓶の先を切ってからは、順調に良く飲み、逆に一度に飲む量を制限するほどになり、飲んだ後はいつも、上半身は立っているが、下半身は立てない状態…。ヨタヨタと歩き回る姿もほんとに可愛くて、ずっと見ていても飽きない。
眠たくなると、私の体によじ登り、首に巻きつく感じで寝たり、私が歩くと付きまとって足に上ろうとしたり…可愛くて嬉しいんだけど、そのうち仕事に復帰したら、昼間は一人ぼっちになるんだから、甘え癖をつけたら可哀想だと、心を鬼にして、例のダンボールハウス(病院から入ってきた物にもう1つ合体させて改造済)に入れて寝かせるようにしていた。
そのうち、ダンボールから自分で出られるようになっても、寝る時は自らダンボールに戻るようになり、後々腕枕で一緒に寝るという事をしない猫になるのだが、今にして思えば、誰もいない昼間は、いや誰かがいたとしても、ずっと寝てるので、そんなに気をつけなくても好きにさせておけば良かったとわかるのだが、その時はそれがベストだと思っていたのだ。
この頃から、私の手や縫ぐるみに噛みつくようになり、目に見えて活発になってきた。
哺乳瓶の口も噛むので、子猫用フードをミルクでふやかしてやってみたが、全く無視。
その日からしばらく、離乳へのいばらの道がスタートするのである。
成長の日々
ぼく、まだミルクがいいでちゅ

ミルク

ミルク
うちに来て暫くの間、哺乳瓶で3~4時間おきに猫用粉ミルクを飲んでいたライアン。
子猫を拾ったらお皿に牛乳を入れて飲ませると言うイメージを持っていた私は、猫には猫専用のミルクが店に売られている事にまず感動した。きっと犬には犬、ウサギにはウサギ専用のもあるのだろう。
この粉ミルクがかなり濃厚で、分量を量って、お湯でいきなり溶かすと、ダマダマになってしまう。
まず、少量のお湯で練ってから、残りのお湯を足し、人肌まで冷まして完成、とまぁ要するに、人間の子のミルクを作るのと同じプロセスでいくワケである。ただし、人間と違い、一回分がほんのちょっとなので、一缶終わる頃には丁度離乳か…と思っていたのだが、これがどうして、なかなか乳離れができず、結局4~5缶、いやもっと使ったんではなかっただろうか。それだけ母の味がしていたという事だろう。
実は最初の2日間、哺乳瓶に吸い付く割には、中身が減らず、こんなものか?と思っていたのだが、あまりにもミーミー鳴くし、心なしか若干痩せてきた気がして、3日目に哺乳瓶の先を少し切って大きくしてみた。すると、ごくごくと一気飲みし、お腹パンパンになって、本人(猫)もキョトンとして(たぶん初めての満腹感に何が何だかわからなっかたのだろう)それ以来鳴かなくなった。
やっぱりお腹が空いて鳴いていたんだ。やっと自分の家が出来たのにひもじかったんだ。
何て可哀想な事をしていたんだろう。
口の周りにミルクをいっぱいつけて、ボーリングのピンみたいな体になって、呆然としていたライアンの顔をまぶたに焼付け、物言わぬ者を育てる難しさと責任を、改めて認識した夜だった。
そういえばその日、やっと私の手のひらの中で、仰向けでウーンウーンと唸りながら、コルクみたいなウンチを2つ出しました。ウンチもでなっかたんだ…ほんとにごめん!
ミルク
おなかいっぱいにゃ…

命名

これが揉めた。
まぁ私と娘がチャッチャと決めてハイOKとタカをくくっていたのだが、予想外に夫が口を出したのだ。
いかにも俺は知らんと言う態度をとっていたクセに、である。
私の提案する名前はなぜかことごとく却下され、娘が出す色々な名前にも難癖をつける。
夫は見た目どおりの和風の名前が付けたかったらしく、「ムサシ」で決定しようと目論んでいた。
娘は可愛らしい名前が付けたかったので、カタカナ名をズラリと考えるのだが、二人に相容れる所は全く無い。
私としては、取り敢えず、「トラ」でなければ何でもいいや(以前ハムスターに「ハム」と言う名を付けていたら、友人に安直だと叱咤された時のトラウマ)と、静観していたが、ああでもない、こうでもない、と二人の押し問答は続く。
すったもんだの末、ならば「ネオ」でどうだと、夫はもう一歩も譲らない顔で言い、娘は花の図鑑から、「ダイアン」と言う花にピン!とひらめき、「ライアン」にしようと言う。
この際私はどっちでも良かったのだが、やはりここは夫の沽券より、娘の弟が出来たと喜んでいる気持ちを汲んで、「ライアン」に一票。
しかし、ここで息子が登場し、これがまた、特に興味も無いクセに、ケータイ片手に場の空気を全く無視して、「オレ、ネオ」と一票。
これで二対二。夫は頑なな姿勢を崩さず、早くも子猫に向かって、「ネオ~」と呼びかけたりする。
仕舞には、娘が一人ベッドでシクシクと泣き出す始末。
大体自分の子が生まれた時も、占いで見てもらって、言われるがままに名付けたくせに、何で猫の名前をそこまで自分で付けたがるのか、今イチ理解できなかった私は、夫の説得に立ち上がり、ようやく夫も自分の大人げの無さに気付き、渋々ではあるが、娘と和解。晴れて子猫は「ライアン」と命名されたのである。
確かに、見た目がバリバリ和猫で、どう見ても「ライアン」って顔ではなかったが、不思議なもので、命名と同時にもう、この子には「ライアン」以外考えられなくなってくる。
ちなみに、後日病院に行った時、当時ライアンは看護婦さん達に何て呼ばれていたのか聞いてみた。
答えは予想通り「トラ」だった。
命名
ライアンでしゅ、よろしく~

始まり-3-

さて、いよいよ子猫を貰い受ける事になったとは言え、まずは受け入れ準備を整えてからと言う事で、近所のホームセンターへ。
今まで縁の無かったペットコーナーへ行くと、あるわあるわ、ペット用品何でもござれで、世のペットブームに驚くと共に、いよいよブームに乗っちゃう喜びでワクワクの私であった。
まずは病院から教わった猫用ミルクと哺乳瓶、トイレはまだいらないけど、念のためって言うか、ズラリと並んでるからついつい購入。
そして2006年9月4日。娘と二人で病院へ行き、ミルクの飲ませ方、オシッコ・ウンチのさせ方を教えて貰い、(考えて見れば、初めてづくしの私達にとって、病院から貰い受けると言うのは、色んな意味で良かったと思う。店長恐るべし…)推定2006年8月20日生まれのサバトラの赤ちゃんは、小さなダンボールに入れられて、我が家にやって来たのである。
その日はミルクも適度に飲んで、オシッコもちゃんとして、怯える事も無く、とってもお利口さんだったので、一安心。
病院で使っていたタオルが敷いてあるダンボールの中が落ち着くかと思い、そのまま寝かせていた為、以後しばらくダンボールハウスがリビングに鎮座する事になるのだが、その時はただただ、子猫が快適に感じてくれる様に、兄妹達を思い出して淋しくないようにと、そればかりを思って、あまり心に余裕が無かったのである。
ちなみに、茶トラ君はその後すぐに、引き取られる事が決まったらしい。
もう一匹のメス猫は、うちが引き取りに行った前日から、具合が悪くなったので隔離したとの事だったが、先生の様子から察するに、多分かなり悪いか、あるいは既に死んでしまったかと推測された。
こうして、同じ日に生まれた3匹の子猫は、それぞれ本人(猫)の意思とは関係なく、運命の歯車を回されてしまったワケである。

三枚目
ダンボールハウスで寝んね

始まり-2-

「子猫貰って下さい」そのポスターに導かれ、動物病院へ吸い込まれてしまった私…看護婦さんが持って来られた小さなダンボールの中には三匹のホワホワの子猫が!
まず目に付いたのは一番大きな茶トラ君。目もパッチリ開いててダンボールをよじ登り、猛烈アピール。
次に一番小さなサバトラのメス。小さいのに目はパッチリ開いてこれまた可愛い。縞々も薄いグレーでちょっとアメショーぽい。
そしてダンボールの底で、その二匹にふんずけられている、オスのサバトラ。黒猫に縞が入ってるような濃いサバ柄で、体はそこそこ大きいのに目はまだ半開きで、ボヤーっとした顔だ。
しかし…この子が私のハートにググっときたのだ。病院側は最初元気で可愛い茶トラを一押し気味に勧めてたくせに私がそのサバトラに心を奪われている事を察知するや否や、急に「この子は一番大人しくてきっと育てよすいですよー」と推してくる。
だが、いくらなんでも私一人で勝手に決めるわけにもいかず、一旦帰宅し、まず娘に相談。翌日二人で見に行くと、私のサバトラちゃんはたった一日で目もパッチリ開き、可愛い顔になっている。
娘は元気な茶トラが気に入った様だったが、うまい具合に茶トラは里親候補が現れたらしく、病院側はサバトラを推しまくる。挙句に「私も仕事をしながら3時間おきのミルクで業務にも支障がでますし、このままだったら、来週にも保健所に…」とか言い出す。
今思えば、何も一匹に絞り込む必要もなかったのだが、その時は、なんせ初めての事で、多頭飼いなど思いもしなかったし、やはり主人抜きで決める事もできなかったので、もう一度だけ保留させて貰い、今度は主人も連れて三度のご対面。
サバトラは他の二匹にふんずけられて、〔なぜかいつも仰向けで踏まれてる〕何とオシッコをチビっていたが、その顔かたちはもう誰が見たって可愛い事この上ない。
主人は反対の姿勢を見せてはいたが、「好きにしたら。僕は知らんで。」と事実上GOサインを出してくれ、いよいよ養子縁組はまとまる事となったのである。
出会い?
やっと貰われるにゃか?

始まり -1-

そもそも猫を飼うとは夢にも思わなかった。
2005年6月にマンションから今の一戸建てに越して来て、動物を飼える環境にはなったものの、子供達からも最初は特に要望もなく、雑事に追われ日々を過ごしていた。
暫くして、私がパン屋さんのパートに誘われ、初めての経験に四苦八苦となるのであるが、このパートが私達家族と一匹の猫との出会いに大きな意味を持つ事になるとは、そのときは思いもしなかった。
元来動物は好きで、高校生の頃に犬を二匹飼った事もあり、最近流行の小型犬が欲しいなぁなどと思っていた矢先、娘もハムスターを飼いたいと言い出し、そんな話をパート先のパン屋でしていると、店長が唐突に「猫は?」と言ったのである。
「猫」は私の選択肢にその時なかったので、盲点を突かれた感じだった。
「猫」と言えば「化け猫」「猫ババ」「猫なで声」とロクなイメージがわかない。
しかも、わたしの実家でも嫁ぎ先でも、庭に侵入する猫を親の敵のように追い払っていたし、かなりのマイナスイメージだ。
しかし、パン屋の店長は私の顔を見るたびに、猫の良さを伝授する。「猫は楽だよ。お金も掛からないし、臭いもないし、散歩の手間もいらないし。」
なるほど、言われて見れば全くその通りに思えてくる。そして、「雑種がいいなぁ。動物病院で保護してる捨て猫を貰うのがベストだ。色々教えてくれるし、検査もして貰えるし。」と続ける。
私の心もかなり猫に傾いてきたある日、買い物途中の動物病院に「猫貰って下さい。」のポスターが…それもバリバリの雑種…ふらふらと中に入って「猫、見せて下さい。」と言ってしまった私は、そこで運命の出会いをしてしまうのである。
出会い?
今日からよろしく!

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プロフィール

raipi

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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