あたしんち

先週『G8外相会議』が京都で開催された。
その会場の京都国際会議場は、実はうちのすぐ近所である。
もう何週間も前から、うちの近所は警戒ムードでピリピリしていて、どこにこんなにいたんだと思うくらいおまわりさんがウロウロしていた。
実際、家を出たら、自転車に乗ったおまわりさんと鉢合わせ、なんて事はしょっちゅうだった。
あれだけおまわりさんが居ると、逆に怪しいと言うか、こっちは何にもしてないのに、妙にビクビクしてしまうと言うか、なんとも変な感じだった。
G8の外相が来日した日は、うちの近所の田んぼの小道にまでおまわりさんが配備され、通行止めである。
会議当日、これはやはりブログの取材も兼ねて、ちょっくら見に行くしかないな、うまくいけば、ライスさんに会えるかも?と思い、自転車で会議場へ向かった。
うちを出てすぐ、会議反対!の方が街頭演説をしていた。
その回りには、遠巻きながら、二重にも三重にも警官の輪ができている。
皆、いつでも取り押さえられるように、トランシーバー片手に緊迫している。
うーん。この状況で、会議場前で、サンバイザーに黒手袋の女が(日焼けはお肌の大敵ですから!)懐からケータイなんか取り出したら、その時点で逮捕されるんじゃないか?
さすがにそこは空気を読んで、取材は断念。
変わりに近所ののどかな風景を撮って来ました。

20080630102216.jpg
見えますか?
田んぼに鴨がいます。
これは合鴨農法と言って、田んぼに合鴨を放す事によって、害虫を食べてくれるし、程よく水も混ぜてくれるし、とってもエコな農法らしい。
だがしかし、この鴨、農家の人に飼われてる様子もなく、羽も切られてないし、どうも勝手にやって来て、「合鴨農法いかがですか~?」と営業してるのかもしれない。

20080630102218.jpg
そしてこちら、猿です。
普通に道にいました。
これはちょっと驚きでした。
この辺りの小学校は時々「猿が出没してますので、早く帰りましょう」みたいな放送が流れる。
娘の話によると、校庭にたまにキジがいたりするらしい。
桃太郎か!と突っ込みながら、まだまだ自然がしっかり残ってるあたしんちの近所って、世界の環境会議などを開催するには持ってこいの所なのかもな、とおまわりさんに見守られながら帰路に着いた次第である。


あ、余談ですが、うちの息子…
「最近警官いっぱい居るの何でか知ってる?」
「知らん」
「…。G8外相会議がすぐそこで行われてるんやんかー」
「ふーん」
「ところで、G8ってわかる?」
「う~ん、ジーエイト…ジーエイト…元気で明るく?」
「??そりゃあんた“GとAと”やがなー」
来年大学受験です。
大丈夫なのか…(T_T)




スポンサーサイト

猫娘

うちの娘は猫っぽい。
見た目の事ではない。
娘は標準よりデカイし、動きも決して軽やかではない。
ならばどこが猫っぽいのか?
それは、『気配』だ。
例えば私がお風呂に入っている時、脱衣所(=洗面所)に誰か来て、お風呂の中からはすりガラスなので見えないのだが、何となく、娘が歯を磨いてるんだなとわかる。
だが、暫くたってもまだいるので、「いつまで歯磨いてるの?もう寝なさい」と声を掛けると、お風呂のすりガラスに、ピトっと肉球が…
そう、そこにいたのは、娘ではなく、ライアンだったのだ。
またある時は、私が一人テレビを見ていると、2階にいたライアンがスっと入ってきた気配がして、振り向くと、これが娘だったりする。
そういえば、夫の実家には、猫避けグッズがやたらとあるのだが、(実家は近所の出入り自由の飼い猫の糞尿被害に悩まされている)その中に、猫にしか聞こえない超音波を発する機械があり、それを置くと猫が嫌がって近付かないらしく、中庭に置いてある。
娘は小さい頃から、「おばあちゃんちの中庭は、嫌な音がする。頭が痛くなる。」と言っていた。
勿論、他の人には聞こえない音である。

娘とライアンが、私から見ると、かなり乱暴に遊んでいるのも、猫同士のじゃれあいだと思えば、そんなものかと、納得する。
猫には縁のなかった私だが、実は娘を授かったその日から、ライアンとは導き合う運命だったのかも?と思うこの頃である。
20080623111719.jpg
オレ的には、アイツは気になる存在にゃ。
アイツと遊んだ後はヘトヘトにゃ。
もう寝る(-_-;)

考えさせられた話

今月22日、大分の川の護岸にしがみ付いて鳴いていた子猫が、市民の通報により、消防隊員の手で助けられた。
ちょっと前の「崖っぷち犬」の猫版として、新聞にも取り上げられていた。
いい話である。
崖っぷち犬の時は、大々的にテレビでも報じられ、救助の様子も実況されていた。
娘と「これが猫でも、こんな風に助けてくれるのかな?」と言いながら見ていたので、今回の崖っぷち猫救出は朗報である。
そして、助け出された子猫はどうなったかと言うと、どこからともなく母猫が現れ、子猫にコツンと頭をぶつけ叱った後、2匹並んで去って行ったらしい。
新聞には写真も掲載されており、それはほのぼのとした心温まる図であった。
全く持って、いい話である。
いい話ではあるが…
通報した市民の皆さん、必死で助けた消防隊の方、それぞれ本当に素晴しい行為だし、頭が下がる。
その方々に文句を言う気はさらさらない。
だがしかし、明らかに野良のこの母子を、そのまま見送って、ああ良かった良かった、みたいな記事に私は違和感を覚えた。
この母猫はまたすぐ子供を産むだろう。
野良猫が増えて迷惑に感じるのは世の常だ。
今度は市民の通報で、子猫達が処分されると言う事態も起こり得るだろう。
確か崖っぷち犬の時は、里親募集をして、めでたく新しい飼い主さんが見つかったのではなかったか?
せっかく助けた命である。
一時の美談で終わらせない方法はなかったものかと、考えさせられた次第である。
20080623111722.jpg
今日も伸びてます


スポーツ×スポーツ

金曜日に、娘の学校で、6年生親子懇親会と言うのがあった。
各学年ごとに、一年に一回行われるイベントで、親子で一緒に遊ぼう!みたいな企画だ。
で、何をして遊ぶか?それは大概、ドッジボールである。
私は子供の頃から、このドッジボールと言うものが、大嫌いだった。
スポーツ全般が苦手で、体育の時間だけでも憂鬱なのに、休み時間にまでドッジボールに興じるクラスメイトの気が知れなかった。
大人になって何がいいって、苦手な事を無理やりさせられる事がなくなったのがいい。
大人って素晴しいと思っていたのもつかの間、子供ができると、再び、“無理やり”が私を襲う。
世の中には大人になっても体育会系の人が多くて、そういう人はイベント事になると、俄然、張り切りだす。
娘が4年生のときは私も役員をしてたので、会議に参加していたのだが、
「あんまり激しい運動は無理だからタマ入れなんかどう?」
(お、いいぞ。タマ入れならなんとかなる。)
「じゃあ玉入れの次、何やる?」
(え?タマ入れだけで十分だろ!)
「そうね~もっと走る系がいるわよね~」
(いらない、いらない!)
「じゃ、リレーね。」
(リレー??あり得ない!)
「最後はやっぱドッジボールでしょ」
(出た~やっぱりやるんかい!)
「はい。では今年はタマ入れ、リレー、ドッジボールお母さん対子供、と言う事で!お疲れ様~」
(十分激しい運動になっとるがな!)
と、まぁ大体こんな感じで毎年懇親会は繰り広げられるのだ。
6年生の懇親会は、放課後、子供達がカレーを作り、親と一緒に食べ、夜皆で蛍を見に行くと言うパターンで毎年行っているらしく、なかなか思い出に残る良い企画だとは思うが、この「カレーを食べて」と、「夜皆で…」の間に、勿論、ドッジボールが入るのである。
何が悲しくて、夕食後にドッジをやらねばならぬのか…
6年生ともなると、体も大きいし、力も相当な物で、しかもタチの悪い事に、子供と言うのは加減を知らない。
うっかりボールを当てられた日にゃあ、えらい事になるのだ。
しかしもう逃げられない。
お母さん方もやる気満々、ストレッチに余念がない。
覚悟を決めて、やりました。
やるからには、一人ぐらい当てたい。
まだまだあんた達には負けないわよ。
しかし結果は、どのチームも子供の勝ちだった。
娘は友達に「○ちゃんのお母さん、怖かった」と言われたらしい。
「でもお母さんヘタクソだし球に威力ないから怖くないと思うけどなー」と言うと、
「いや、形相が怖かったんだって…」ですって。


そして昨日から…
体中が痛くて歩く事もままならない状態。
特に腰が痛くて、お婆さんのように曲げないと歩けない!
苦手なんだから、何もそんなに必死にならず、テキトーに球を避けてりゃ良かったんだ。
無理が利かなくなったわが身に、反省また反省。
でもこれで、小学校の懇親会は終わり。
ちょっと淋しい気もするが、その何倍もホッとしている。
20080623111717.jpg
フワァ~
母ちゃんにスポーツは似合わないにゃ。
一緒にお昼ねしよ~




追憶

私が小学生だった頃、近所に一匹の野良猫が住み着いていた。
とてつもなく大きなトラ猫で、名を『オオギンタマ』と言う。
『キ』ではなく、『ギ』と濁る所が、主婦達の口にも上りやすかった所以だろうが、とかく噂の絶えない猫だった。
当時うちの母親は、毎日のように『オオギンタマ』の噂をしていた様に思う。
曰く、“オオギンタマがどこそこの家から魚を盗んだらしい”
曰く、“オオギンタマが口の回りを血だらけにして歩いてた”等など…
私が実際に『オオギンタマ』を見たのは小学校高学年の時だった。
夏の暑い日だったと記憶している。
のろのろと歩く私の前に、犬かと見紛う大きな猫が現れ、股間にぶら下がってる物をユッサユッサと左右に揺らして、悠々と去って行ったのだ。
“あ、オオギンタマ”と、子供心に妙に納得したのを覚えている。

事件はそれから間もなく起こった。
ある日、学校から帰ると、町内が騒然としている。
母に問うと、『オオギンタマ』が○○さんの奥さんを襲ったらしいと言う。
“救急車が来た時には、室内は血の海だった”とか、
“奥さんの指は『オオギンタマ』が咥えて行った”とか、
“いや、指は皮一枚でまだ繋がっていた”とか、
まことしやかに噂が駆け巡っていた。
だが誰も、その後『オオギンタマ』がどうなったのかを教えてくれる事はなかった。

後で聞いた話では、○○さんの奥さんは、部屋に入ってきた『オオギンタマ』に驚き、箒を振り回して追い払おうとして、噛み付かれたらしい。
私は、人間に戦いを挑み、その指を食いちぎった『オオギンタマ』に恐れをなし、しばらく怖くてたまらなかった。

しかし、猫は人間と仲良く共存できる生き物であり、こちらが何もしなければ、決して自ら襲ったりする事はないと知った今、あの時の『オオギンタマ』の威厳ある後姿が思い出され、可哀想でならない。
彼はたまたま入ってしまった人間の家で、箒でなぐられ、自分の身を守る為に戦ったのだ。

私が初めてライアンを見た時、黒っぽいトラ柄に惹かれたのは、もしかすると『オオギンタマ』の印象が強く心に残っていたからかも知れない。
去勢をしてスリムなライアンは、『オオギンタマ』とは似ても似つかない姿に成長したが、無邪気に腹を出して寝ているライアンを見るにつけ、あの時の『オオギンタマ』が、うまく逃げおおして、どこかで天寿を全うしていてくれたら…と思わずにはいられない。
20080611090340.jpg
オイラ、『ノーギンタマ』~
オッペケペ~

有名猫

先日、バンドをやってる近所のご主人のライブを見に行った。
このご主人、勿論普段は、うちの夫とどっこいどっこいの、気のいいチョイメタボなオヤジである。
ところが行ってみてビックリ。
のっけからノリノリで、かなりレベルも高いし、歌も上手いし(そのご主人がボーカル)心底驚いたと同時に感動すらした。
大体、夫や私と同世代である。
ギターやキーボード、トロンボーンの人も同じく。
皆元気でハツラツとしている。
音楽っていいですね。
楽器が出来る人って羨ましい。
終わってから、“バックコーラスいりませんか?”と売り込んだが、軽く無視された。
で、本題はここから。
そのボーカルのご主人の中三になる娘さん。
当日の父親の勇姿を見に、家族総出でいらしていたが、やはりそこは中学生。
ライブ中、何度もケータイ操作に忙しい。
見るともなく見ると、その子の携帯待ちうけに見覚えのある猫が…
「え?それライアン?」
「あ、そうです。お兄さん(うちの息子の事)に貰ったんです。」
「そうなんやー(息子め、いつの間に…)」
「これ、うちの学校で人気で、毎日誰かにあげてるんです」
知らなかった。
ライアンの写真が、私の知らない所で流出してるとは…。
「みんな可愛いって言うんです~」
「そうなの?それならもっと可愛い写真、あげようか?」と目尻を下げる私。
そして次の日。
娘の服を買いに出かけたら、そのお店の人に「ライアン元気ですか?」と聞かれた。
そんなに頻繁に行く店ではないし、ライアンの話をした覚えなどないのに、だ。
「え?ああ…元気です」
「脱走とかされると困りますよね~」
何で知ってるの??と聞けばいいのに、このお姉さんまでが「ホラ、待ち受け」とライアンの写真を持ってたりしたら、ちょっと怖いし、愛想笑いでその場をやり過ごした。
ライアン、あんたってもしかして、秘かに有名猫なの??
20080609093829.jpg
オレって人気者!イエ~ィ!
ガッツポーズ、決まった















今日のニュースは…

20080611090332.jpg
日本経済の行方が気になるにゃ…
キリッ

あーあ

13日付けの新聞に、“健康器具「ロデオ○ーイ2」で体重が減ったと紹介したのは、景品表示法違反の恐れがあるとして、テレビ局が警告された”と出ている。
ロデオ○ーイの効果をモニター14人が体験し、1日1時間使用で、6キロも痩せたと言う話だったが、実はその人達は、食事制限や、他の運動もしていたそうな…。
まぁよくある話ですわな。
いわゆるヤラセってヤツだ。うん。
こんなオイシイ謳い文句に釣られて買う方が悪い、みたいな?
……
大体あんな物、場所はとるし、買う人いるんですかね~?
アハハ…
……
あーあ
もしもーし!母ちゃんこれなぁに?

ほら、うちのは2じゃなくて3だから…ってダメ?
う~ん、それにしてもこのデカイシロモノ、今後どうする??

今年のツバメ

我が家の玄関先の、去年作られたツバメの巣に、今年も一組のツガイがやって来た。
去年のツバ子とツバクロウとは違う、別ツバメだ。
やって来たのは嬉しいのだが、私にはある決意があった。
『今年はツバメ観察はしない。なるべく知らん顔をする。』
なぜなら、去年、ヒナが一羽落ちて死んだし、先日も庭にスズメの子が落ちてきて死んでしまったし、何だか鳥運が悪い気がしたのと、感情移入をすればするほど、そう言う場面が辛くなるのがわかっていたからだ。
幸い今年のツバメは人間の出入りの度に巣から飛び出すほど、警戒心が強く、私も写真を撮る事もなく知らん顔をしていた。
ところがやはりどんなに無視していても悲劇は起こり、玄関先と言う場所柄、どうしたって目に入る。
まず先日、卵が一個落ちて割れていた。
そして昨日、孵化したばかりの2センチ足らずのヒナが、落ちて死んでいた。
親鳥は、「あれ?確か一羽生まれたはずなのに、おかしいなぁ?」と巣を覗き込んでいる。
卵も一個失っているわけだから、さすがに鳥の脳でも“少ない”と気付いたようだ。
私は“知らん顔の掟”を破り、親ツバメに、
「あんたね、警戒するのはいいけど、これはどう見ても、あんたが激しく飛び立つ時に足に引っかかって落ちたんだと思うよ。頼むから、あとの子は無事に育ててよ」
と、説教してしまった。
親ツバメは珍しく逃げもせず、ジッと巣に止まっていた。
わかってくれたか…と、私は泣く泣く小さな亡がらを庭に埋めた。
そして、翌日の今日。
朝、玄関を開けると、親ツバメが巣の中から、ピィーーと物凄い警戒音を発し、見る間に7~8羽のツバメが集まってきて、大騒ぎをし出した。
ちょっとヒッチコックばりの怖さである。
私は逃げるように家に入り、ツバメの騒ぎは収まったが、これはきっと、昨日巣を見上げてブツブツ言ってる私を、連続誘拐犯だと断定したと言う事なのだろう。
それは違う。誤解だ。逆恨みだ。
どんなに訴えてみたところで、わかっては貰えないだろう。
巣立ちの日まで、恨まれながらコソコソ出入りするしかない。
ハァー、やっぱり今年は鳥運が悪いようだ。
20080609093831.jpg
オレも今年はツバメ観察してないしぃ~
関係ないしぃ~
って、なんかアンタ、狐の襟巻きみたいだよ

三角な~んだ?

この三角、な~んだ


20080611090336.jpg



答えは…



20080611090334.jpg


ジャ~ン
綺麗な三角でしょ~??
前足をクネっとさせて、…底辺の一部に使ってる所がミソです!

エンドレス

最近のボクのお気に入りの遊びを紹介します


まず…


20080609093835.jpg


投げて投げて~と待機。
飼い主的にはこの期待のこもった横一直線の耳がツボ



そして…


20080609093833.jpg


おりゃ~キタ~
そう、この緑のリング(通称わっかちゃん)がなぜかお気に入り



追い掛け回して…


20080609093837.jpg


あっ!ヤバイ!



20080609093628.jpg


入っちゃった…



20080609093630.jpg


取れない…



20080609093636.jpg


こう言う時は、確かこれで…
「お母ちゃ~ん取って~」



20080609093634.jpg


「そうそう、もうちょっと右



20080609093632.jpg


やったぁ~出てきた



20080609093835.jpg


「投げて投げて~
と、最初に戻って延々と繰り返されるのでした…


地球割り♪

20080606101416
最近この隙間に挟まるのが好き…

ただいま、ライアン!

心配していた事故もなく、無事に一泊旅行から戻ってきた。
ライアンは、私達を見ても、特にはしゃぐ事もなく、普段と変わらぬ素振りだった。
餌は二皿ともカラで、トイレもちゃんとしていた。
早速トイレ掃除をして、抱っこしようと向き合ったら、いきなり私の顔に噛みついた。
痛くてびっくりしたのだが、これはライアンの抗議なのか?
晩、お風呂に入って感じたのだが、私は温泉よりも自宅のお風呂の方が、よっぽど気持ちが良いのだ。
疲れも取れる気がする。
こんな事なら本当に、最初から温泉なんぞ行かなければ良かったと悔やんだが、だがそれはやはり、そばにライアンが居ると言う安心感から来る物なのだろう。
そんな事を思って、お風呂から上がると、音もなくライアンがやって来て、私の胸で指チュッチュを始めた。
いつもより長い二日分のチュッチュだった。
私の膝は、温泉よりもずっとずっと温かだった。
就寝時間になり、ベッドに入ると、いつもの様にライアンが私の足元で丸くなった。
昨夜、誰も居ないこの部屋を見て、何を思っただろう。
夜中に何度もこの部屋にやって来てはスゴスゴと下に降りて行くライアンの後姿を想像して、心が痛んだ。
その夜は、何の夢も見ず、ぐっすりと眠れた。
おしまい。
ただいま
本日のサービスショット

温泉旅行 2

その日はよりにもよって、朝から大雪だった。
京都の我が家の前でさえ、積もっているのに、これから北陸方面へ向かうのだ。
床暖はつけっぱなしにしたが、雨戸を閉めきっって、布団も片付けてしまった部屋の中は、寒々としていた。
朝からバタバタし、餌も二皿置いたりして、ライアンも何か不穏な空気を感じたのか、ジッとソファーの上にいて、見送りにも来なかった。
両親を迎えに行って、いざ出発。
天候は最悪で、途中、鳥取の人形峠では、吹雪で一寸先も見えず、ほんとに怖かったが、なかなか貴重な体験でもあった。
雪道のトンネルでは、出口から雪が舞い込み、CGの雪女登場シーンみたいに見えるのも初めて知った。
どうにかこうにか、宿に着き、食べきれない程のカニ料理と温泉で疲れを癒すも、やっぱり私は、頭の片隅で、ライアンが気になっていけない。
夜は特にする事もないので、早くから床についた。
ライアンがあちこちにウンチをしてる夢を見た。
次の日は、嘘の様に快晴だったが、私達は、鳥取砂丘にだけ寄って、すぐ家路を急いだ。
とても楽しかったのは事実だが、一刻も早く帰りたかったのもまた事実で、夫も娘もそれは同じだったようだ。
つづく…
温泉旅行
フッフッフ…鬼のいぬ間に…
うまいんだな、これが!

温泉旅行

これは今年の2月のお話…
夫の勤続○周年のお祝いに、会社から旅行券を貰った。
有効期限が3月までなのに、夫の入院だ何だで、使わずじまいのまま、2月に突入していた。
入院に際しては、夫の両親に本当にお世話になったし、心配もかけたので、私は夫が両親を温泉にでも連れて行ってあげたら?と提案した。
夫は良く言えば優しい人で、悪く言えば「ええ格好しぃ」なので、その提案に不足はないのだが、
行くのなら皆で行きたいらしい。
私としては、皆で行くとなると、貰った旅行券だけでは足が出るし、何より、ライアンを置いて丸二日留守にすると言うのがイヤだった。(息子はどうせ部活休み無し生活なので、ハナから数には入っていない。この時は丁度修学旅行で留守中にこちらの旅行を設定)
しかも、車で雪深い所へ行くので、不慮の事故が無いとは言えないじゃないか。
家族全員お陀仏なんて事になったら、一体誰がライアンの面倒を見るのだ?
息子一人残ったって何の役にも立ちはしない。
私の実家の父に一応事の次第を話し、もしもの時はライアンを頼むと言っておいたが、父も歳だし、本当にそんな事になったら、猫どころではないだろう。
そこで、頼れるのは猫好きの娘の担任の先生しかいないと思った。
旅行は日・月で行く予定なので、娘には一日学校を休ませる事になる。
こういう場合、一般的には、法事だとか言って、ずる休みをするものだが、そんな事をして、もし事故でも起こし、連絡不行き届きでライアン救出が遅れたらどうする?
だから先生に、正直に「温泉行きで休ませますが、万が一の時はライアンをお願いします」と頼んでおいた。
これも一種のモンスターペアレンツかも知れないが、背に腹は変えられない。
先生は困惑しながらも、「わかりました」と言ってくれた。
これで、最悪の場合はOKだ。
だがしかし。
家に一人ぼっちのライアンを思うとまだ落ち着かない。
ライアンには、布類を食べてしまう誤食癖があるので、布団は片付けて行かねばならぬ。
夜は寒いのに、どこで寝るだろう?
雨戸も締め切った暗い部屋で、何を思うだろう?
餌だって、二日分いっぺんに食べてしまって、お腹を壊さないか?
トイレだって…
と、色々考え出したら夜も眠れない。
温泉に行ったからって、ちっとも癒されないだろう。
これを最後に、私は二度と家族旅行には行きたくないとつくづく思った。
だがもう後には引けず、いよいよ、ライアンを残しての、一泊旅行の日を迎えてしまったのである。
つづく…
温泉旅行
こんなに可愛いボクを置いて行くの?
ほんとに置いて行けちゃうの?


反省してます…

夕べは家族で焼肉をしたのだが、いつもその後夫は、延々飲み続ける。
私が飲まないので、いつもなら一人で機嫌よく飲んでるのだが、昨日はたまたま近所のご主人と出会い、「一緒にどうですか?」と言う事になり、楽しくやっていた。
そのうち、その奥さんと娘さんもやって来て、私も加わり、気がつけば11時。
明日は学校だし、最後にうちに入って(それまでは庭で飲んでた)コーヒーでも…と、それが全ての始まりだった。
その家族はライアンとは初対面で、ライアンは元々余所の人が大好きなので問題はなかったのだが、ご主人が「可愛いなぁ、可愛いなぁ」とあんまり褒めてくれるので、夫が調子に乗り、自慢をしだした。
「こいつはね、僕の言葉がわかるんですよ。僕が『新聞行こか』と言うと、付いてくるんですよ」
これは本当の事で、ライアンは朝夫が新聞を取りに出る時に、抱っこして連れて行って貰えるので、『新聞行こか』と言う言葉を覚えたのだ。
しかし、勿論猫に状況判断が出来るわけではない。
ライアンにとっては『新聞行こか』はイコール『外に行ける』なわけで、この時も、確かに彼の小さな脳みそは『新聞行こか』をインプットしてしまったのである。
そして、その家族が帰る時、夫がドアを開けた途端、ソファーで寛いでたはずのライアンが猛ダッシュで飛び出したのは今にして思えば、至極当然の事だったのだ。
普段なら、たまに玄関から出てしまう事があっても、出てすぐの場所で地面にクネクネしてるのだが、昨日は真っ暗だったのと、その家族が一緒になって「ライアン!ライアン!」と大声で呼んだのとで、パニックに陥り、塀を乗り越え、ガレージの方から裏庭へ行ってしまったのである。
こんな事は始めてだったので、私と娘が半泣きで左右から挟みこみ、なるべく静かに呼ぶのだが、なんせ、暗闇の黒サバ猫である。
どこにいるのかわからないし、一旦餌を取りに家に戻り、再び探す。
近所の家族も協力してくれて、あっちだ、ここだ、とようやく見つけたのだが、結局ライアンは玄関に戻って来て物凄いハイジャンプをしていた。
とにかく捕まえ家に入ると、一目散に2階に上がり、私のベッドの裏に隠れている。
よっぽど怖かったのか、怒られると思ったのか、今までに無い表情で私をみる。
その時は私もパニックで、夫に滅茶苦茶文句を言い、きっと一番反省してるはずの夫の傷口を開いて更に塩を塗り込むように責めたててしまった。
ベッドに入ってからもあれこれ考えたら眠れなくなった。
もしあのまま隣の空き地に行ってしまったら、もう捕まらなかったかもしれない。
道路に出て車に轢かれたら…
永遠に会えなくなったら…
そうだ、玄関でジャンプしてたのはきっと家の中に入りたかったんだ…
ライアンも怖くてどうしていいのかわからなかったんだろう。
かわいそうな事をした。
ごめんね、ライアン。ほんとうにごめん。
ライアンはいつも通り私の足元でスヤスヤ眠っていたが、私は夜中何度も起きて、ライアンを確認した。
今朝、娘が「私こんなに心臓がドキドキして眠れなかったのは初めてだった」と言っていた。
夫は今朝は「新聞行こか」と言わなかった。
ライアンは朝からずっと冷蔵庫の上にいる。
みんなの何かが少し今日から変わるだろう。
でもきっと、ライアンはあんなに怖い目に会ったのに、またすぐ外に行きたがるんだろうなぁ。
気を引き締めなければ。もうこんな事のない様に…
あ、ちなみに息子は寝てましたので、何にも知らずに元気に朝練へ行きました。
反省してます
もうヤダ~死んでやる~

FC2カウンター

プロフィール

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

月別アーカイブ

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム