これは私がライアンを飼い始めた時に、猫飼いの先輩から言われた言葉。
断っておくが、この場合の「クソ」は「ハナクソ」とかの「クソ」ではなく、「クソ忙しい」だとか、「クソばばぁ」だとかの「クソ」で、まぁ要するに、「物凄く」の意、である。
昨日の昼間、外出していて、帰路バスの中で空模様が怪しくなってきた。
天気予報では日中は晴れだって言ってたから、洗濯物を外に出しっぱなしだったので、非常に焦る。
平日の昼間なので、家にいるのはライアンだけだ。
早速家に電話をかける。
「にゃ。」
「ライアン?雨降りそうだから、洗濯物取り込んでくれる?」
「にゃん。」
これで安心。
と言う風にいけばどんなに良いか…
こればっかりは、猫に望むわけにはいかず、ついに降り出した雨に「あーあ」と何度もため息が出る。
家に着いて玄関を開けると、いつもは愛想のないライアンがやけにスリスリとまとわりつく。
ベランダへ急ぐ私にずっとついて来て、顔を見上げながら足元をチョコマカと駆け回る。
そっか。
ライアン、もしかして…
その場に座り込んでライアンの顔を両手で包んで目を合わす。
「お母ちゃん、雨降ってきたからね、僕困ったよ。お洗濯干したままだし、僕、どうしようかと思ったよ。」
ライアンがそう言った気がした。
確かにクソの役にもたたないけれど、そのちっちゃな脳みそで、色んな事がみんなわかってるんだね。
ごめんねライアン、ずっと困って待っててくれたんだね。
有難うね。
洗濯物はもう一度洗えばいい。
どうせ濡れちゃったんだから暫くはそのままで、私はライアンを抱きしめた。

ホントは何でもわかってるにゃ。
人間を欺くのは簡単にゃよ

最終目標は地球征服にゃ…ムニャムニャ

ちなみにこれ↑「幸せの場所」の使用中の姿です

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ご不便をおかけしますが、今まで同様よろしくお願いしますm(__)m