6年生は毎年オルゴールを作る。
作ると言っても、オルゴールその物を作るのではなく、外側の箱を、彫って、色づけして…作るのだ。
思い起こせば上の息子の卒業制作もオルゴールだった。
不器用な息子もそれなりに味のある作品を仕上げていた記憶がある。
時代は変わっても、兄妹で同じ物を製作するのは、なかなかいい。
ただ、選んだ曲には、時代が反映されている。
息子の時は森山直太郎の「さくら」。
娘は、テレビアニメ「ブリーチ」の主題歌。
いつも感じるのだが、この頃の子供はソツがないのか、成長が早いのか、とにかく何でも無難にこなす。
オルゴールも、どの子の作品も素晴しく、失敗を誤魔化しました的な物はひとつもない。
私の子供の頃は、もっと色んな子がいたけどなぁ。
色塗るの途中でめんどくさくなって、一色で済ましちゃえ、みたいな子…。
とりあえず、どの作品も大人が作ったみたいだった。
その後の授業参観も、「どんな人になりたいか?」と言うテーマの1分間スピーチだったのだが、まぁ皆さん、素晴しく感心する内容を語る語る。
6年生ってこんなにしっかりしてたんだ…と驚く驚く。
そんな中、「僕はどんなにご飯を食べても大きくならないので、背の高い人になりたいです。」と熱く語った一人の男の子のスピーチが印象的だった。
頑張れ。
君の背が伸びる事を、私も願おう。
ちなみに、うちの娘は「将来、獣医さんになって、皆を笑顔にしたい」と言っていた。
「人間には専門医がいるけど、獣医は一人で色んな動物を診なければならない。動物だって家族と同じなんだから病気は専門医に見て貰いたいと飼い主は思っている。云々…」
頑張れ。
いつか猫専門の病院を開きたい野望を持つ娘よ。
母はあなたに、惜しみないエールを送り続けよう。
こうして、1つずつ、行事を終え、卒業の日が近付いてくる。

娘の作品。
ハイ、案の定、猫柄ですね


横には翼のはえた黒猫さん


オレは黒猫じゃにゃいんだけどなぁ…