いやぁ、泣けた。
ハリウッド物には辛口の私だが、これには参った。
飼い主役のリチャード・ギアが出先で亡くなるその日、ハチにはわかっていた。
その日の朝のハチの行動には、その前から伏線があって、観てない方のためにそこは言えないけど、あぁ!ハチ!お前は行かないでと言っていたんだね。
行かせまいと必死だったんだね。
その日から毎日駅で待つハチ。
もう大好きなリチャード・ギアは帰って来ないのを、本当は分かっていたのに。
それでもハチは毎日待つ。
雨の日も雪の日も同じ場所で待ち続ける。
10年の時が過ぎ、ボロボロに汚れたハチは、いつもの時間にいつもの場所で事切れる。
目をつぶったハチが、リチャード・ギアとの楽しかった日々を思い巡らすシーンはもう号泣である。
犬ってこんなに賢いんだ…
犬、最高!
ハチ、最高!
よし、今日からライアンをハチと呼ぼう。
翌朝、ライアン改めハチが私を起こしにベッドまでやって来た。
こんな事は今までにないので、不思議に思い起きて付いて行くと、猫トイレがひっくり返っている。
あぁそうか…
オシッコしようと思ったらトイレがひっくり返って困って言いに来たんだ。
見よ!
ハチに改名した途端のこの賢さ!
犬にかなり心奪われた私だが、しばらくは世界一賢くて可愛いうちの忠猫ハチ公との日々を楽しむとしよう。
余談だが、リチャード・ギアの吹き替え、北大路欣也だったんだよね。
ここはやっぱりハチの声やって欲しかった…
ま、ハチ、セリフないんだけどね。

へぇ、ワテが世界一賢い忠猫ハチ公でおます。
揉み手揉み手…