夏の終り

バンバン点を取り合う猛打同志の戦いもいいけれど、今年の決勝は守りの野球だった。
夏の高校野球の話、である。
どちらも強豪常連校ではないし、どうなんだ?と思っていたが、シビれる守りを見せてもらい、感動した。
優勝した前橋育英のキャプテンは父親が監督で母親が野球部の寮母だと言う。
そのお母さんがインタビューで、決勝前日に息子からお父さんを日本一の監督に、お母さんを日本一の寮母にするとメールが来たとおっしゃっていた。
お母さんは「あなたの母親で良かった」と返信したそうだ。
泣けるではないか。
いい話だ。
でも私ならそこで「いやぁ、お母さんは松潤の母親になりたかったな」と返信してひと笑い取るが、一般的なちゃんとしたお母さんは笑いに走らない事を改めて知りました、はい。

今大会で、私のイチオシは準々決勝で惜しくも敗退した鳴門のピッチャー坂東君である。
どこがオシかと言うと、そりゃあもうあなた、顔ですよ、顔!
何と言うか、私は密かに彼を「ジャガイモ畑の中に咲いた一輪の赤いバラ」と呼んでいたのだが、本当に1人だけ違う生き物?というくらいの安定ぶりだった。
それにしても高校野球というのは、二年生ピッチャーだとか背の低い外野手だとか、そういうのはやたらと騒いで持ち上げるくせに、何でイケメンはチヤホヤしないのだろう?
坂東君はもっと騒がれてしかるぺきだったと思うんだが。

もう一つ特筆すべきは、常葉菊川のおしゃれトートバッグである。
今までの野球部バッグの概念を覆すおしゃれさで、私としては、あれを坂東君が持ってニッコリ微笑む映像が是非見たかった。

毎年、私の夏は高校野球の閉会式と共に終わる。
今年の夏は本当に暑い夏だった。
まだまだ残暑厳しい毎日だが、私の中ではもう秋が始まっている。





なーに言ってんだよ。
京都は今日も真夏日だよ。
暑いよ。
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街を歩けば腹が立つ 1

娘と立ち寄ったイタリアンの小洒落たお店。
席に付くと、ウェイターが「ランチタイムの食べ放題は3時までですのであと15分です!」と、やけに明るく言う。
え?15分しかないのに食べ放題なんかいいわよ、普通に単品で。と言って、私達はパスタとピザを一つずつ注文した。
ウェイターは確かに「はい!かしこまりました~」と明るく言った。
待つこと10分。
今度はウェイトレスが各テーブルを回りながら「食べ放題終了まであと五分です」と丁寧に伝えている。
これを言われると、もう散々食べてる人々も我も我もと皆席を立つ。
私は関係ないので、急に降り出した雨の様子を窓越しにぼんやり見ていた。
すると、そのウェイトレスが私達のテーブルにもやってきて、先程のセリフを言う。
いえいえ、うちは単品で注文してるので、と笑顔で伝えると、何と「食べ放題はどのメニューにも無料でついております」と言うではないか!
えぇ⁈
聞いてませんけど⁈
なに?既に10分損してますけど!
俄かに怒りながらも、我々も席を立ち食べ放題テーブルへ向かった。
案の定、そこは嵐が去った後のように、何も残ってはいない。
かろうじて、皿のフチにこびりついている、恐らく元はグラタンであったであろう物体や、元は各種野菜が盛られていたであろう雑草のような切れ端や、きっと肉も入っていたに違いない、今や玉ねぎだけがチョロチョロと汁に浸かる煮物や…
そんな残骸を見つめ、空の大きな皿を持ったまま立ち尽くす。
チラと見ると、先程のウェイトレスが最初に注文を取りに来たウェイターに何やら耳打ちをしている。
あなたあのお客さんに食べ放題の説明ちゃんとしたの?
もちろんしましたよ。当たり前じゃないですか。何かあったんですか?
いや、それならいいのよ。そうだと思ったわ。ただのイチャモンよ。
だからオバハンって嫌なんですよ。
わかるわ、ホント、オバハンにはなりたくないわ。
などと言っているのかいないのか…

「もういいやん」と、やけに心の広い娘を尻目に、私の怒りは収まらない。

責任者出てこーい!





こんなんハマりましたけど!
誰か!
責任者出てこーい!

炭酸水洗顔

道端アンジェリカが炭酸水で洗顔してるってテレビで言ってたから、私も早速やってみた。
なぜ道端アンジェリカに乗っかったかと言うと、かねがね彼女の二の腕の細さに注目していたからである。
制汗剤だか何だかのCMで、道端アンジェリカがグィーンと伸ばす両腕のまぁ細い事!
まさに小枝である。
手首と二の腕がほぼ同じ太さ(と言うか細さ)の人間を私は今まで見た事がなかった。
かく言う私も昔は痩せていた。
特に腕は細くて、隠そうだなんて思ったこともなかった。
しかしいつの頃からか、ノースリーブを着るのがはばかられるようになり、最近では半袖さえもヤバい。
七分袖を考え出した人って神だよねーと強がってはいるが、本当はやっぱり腕を出して颯爽と夏の街を歩きたい。
そんな時の炭酸水洗顔情報である。
洗顔と二の腕は関係ないだろうが、それでも道端アンジェリカがやってる以上私もやるしかない。

で、これが思いの外良かった。
お肌モチモチだ。
まだ試してはいないが、もしかすると炭酸水を二の腕に振りかければ締まってくるのかも知れない。
だが、それを私がする事は、たぶんない。

なぜなら、この前テレビで松潤が「女の子の二の腕がプルプルしてるのって可愛い」と、言ってたから。
松潤、何ていい人なんだろう!と感動した私は、この夏、思う存分二の腕を揺らす方向で、道端アンジェリカの一歩前を行く所存である。





いやいやいや…
もうナニ言ってんのかわからないんですけど!

大人の就活 合否編

やっぱりダメだった。
不採用通知は意外に重くのしかかった。
50歳でも辛いんだから、若い子が不採用通知を受け取るのは本当に辛いだろうなぁ…と、昨今の厳しい就職事情を今更ながら憂いてしまう。
今回、不採用通知は例の「大変失礼尻尾ボン男」からの電話だったのだが、口振りは申し訳なさそうなのに、なぜか終始半笑い気味。
彼は最後に「様子を見てまた募集をかける事もありますので、その時はぜひ!」とも言った。
うっさいボケ!誰が行くかボケ!という気持ちを抑えて、「ご縁がありましたら是非」と言って意気消沈のまま電話を切った。

もう就活はいいや。
どうせ私なんて…という心境である。
心の傷は思いの外深い。
年齢のせいにして逃げているが、きっと黒木瞳なら合格しただろう。
私より3つ上の黒木瞳が合格する以上、敗北の原因は年齢だけではないのだ。
もっと己を省みて、日々精進せねばならぬ…。

と、しばらくは殊勝な気持ちでシュンとしていたのだが、あれから一週間、またフツフツと怒りが込み上げて来た。
黒木瞳に商品管理やクレーム処理が出来るとは思えないし、たぶん私は黒木瞳よりも客を上手にさばけるはずだ。

私を不採用にした会社など、こっちからお断りだ。
絶対後悔させてやる。

「やられたらやり返す!10倍返しだ!」


おしまい。




ピカルの定理でやってた「半ケツ直樹」が意外と気に入ったボクでした~

大人の就活 面接編

その日は午後1時から面接をしてるのだが、私は5時の指定だった。
5時って主婦としてはかなりめんどくさい時間だ。
何で1時からやってるのに私は5時なのか?
ははーん…
さては1時からは10代、2時からは20代…で50代は5時からってか?
クソぉ!何でも年齢差別しやがって!と怒りながら面接会場へ向かう。
待合室には私を含めて3人しかいない。
ジロジロと観察したところ、1人は年齢不詳な感じだが、もう1人は明らかに若い。
そして可愛い。
あらま、50代ゾーンじゃなかったんだ、と妙に気を良くして順番を待つ。まず、年齢不詳婦人が呼ばれる。
次が若い女性。
1人取り残されて待っていたのだが、これが明らかに最初の人より長い。
しかも時折り、笑い声が漏れ聞こえてくる。
何じゃ?若い女と盛り上がって、私の存在忘れてるんじゃないの?と不安になった頃、やっと私が呼ばれた。
面接官はパート担当とその上司、どちらも男性である。
喋るのはもっぱら担当の方で、上司の方はさっきまであんなに楽しそうに笑ってた事なんてなかったかのように仏頂面でだんまりを決め込んでいる。
何だコノヤロウ…とムッとしつつ、あくまでも穏やかに笑顔を絶やさず、いい人を演じる。
担当者がなぜかビクビク怯えた感じで色々聞いて来る。
「大変失礼なんですが、お年を召してらっしゃいますが云々…」
「大変失礼ですが、お子さんは云々…」
「大変失礼ですが…」
「大変失礼ですが…」
担当面接官は最後まで低姿勢ながら、「大変失礼」のオンパレードで、尻尾ボン!のくせに前足でちょっかいかけてくる猫を彷彿させる。
上司はと言えば、最後まで興味なさげで、こちらは餌のお皿を無視してひたすら背中を舐めてる猫風だ。
もちろん楽しげに笑い合える瞬間など一度も来ない。

家に着いてしばらくすると、電話が鳴った。
先程の尻尾ボン面接官だ。
彼は恐縮しながら「大変失礼なんですが、来週もう一回募集する事になりまして、raipiさんは保留という事で月末まで待っていて頂けますか?」と言う。
「大変失礼」のダメ押しである。
一応、承諾して有難うございますと電話を切ったがこれは要するに、今日の面接にはロクなのが集まらなかったからもう一回募集するって事だ。
で、それで良いのが来たらハイ、保留のあなたはサヨーナラ~ってワケだ。
失礼だわ。
本当に大変失礼だわ。

後日、同い年の友人にこの憤りをぶちまけると、彼女は「アンタね、50過ぎてお金貰おうと思ったらアカンわ。
私達はね、こっちがお金払ってナンボなのよ!」と諭された。
うーん、深い…
なるほどねと、妙に納得、不採用の電話がかかってきても怒らず平常心で、大変失礼にならないよう、「有難うございました」と言おうと今は思っている。

つづく…



働いて稼いでいつもこんな高級食材買ってくれ!
じぇじぇ~

大人の就活 履歴書編

仕事を辞めてから一日を無駄に過ごす事が多くなり、そろそろ就活でもしようかと、日曜日の求人広告に目を通す日々である。
先日ついに「これは!」と思う求人を発見し、応募する事にした。
応募に当たっての第一関門、それが「履歴書」だ。

何よりの問題は言わずもがな、「年齢」である。
「50」って書きながら、さすがに「キッツイな」と思う。
私が人事担当者だったなら、50の新人はまず雇わない。
なるべく目立たないように、小さな字で「50」と書く。
パッと見「30」って見間違える感じに書くのが大事だ。
何なら「黒木瞳の3つ下」と書き加えてもいい。
次の関門は、写真だ。
ここを頑張れば、年齢がボヤけるかもしれない。
早速よそ行きに着替えてネックレスなどもジャラジャラつけて写真を撮りに行く。
履歴書用写真を撮るあの機械に座ってふと見ると、プラス200円で美白モードと書いてあるではないか。
これだ。
迷わずコインを余分に投入する。
出来上がった写真は、美白効果がどの辺に出てるのか良くわからなかったけど、きっと美しいに違いない。

履歴書送付から一週間後、プラス200円が功を奏したのか、めでたく書類審査をクリアし、面接にこぎつける運びとなった。

つづく…





オレは美黒モード⁇

アイスケーキ

先日、誕生日を迎えた娘に、今年はアイスクリームケーキを買おうか?と提案した。
すると娘が「え?いいの?夏に食べてもいいの?」と言う。
聞けば、娘が小学校低学年だった頃、誕生日にアイスクリームケーキをねだった際、私が「あれは冬の食べ物である。したがって冬生まれの子供は食べられるが、残念ながら夏生まれのお前は食べる事はできないのだよ」といった趣旨の事を言ったらしい。
いや、私は全くもってそんな事を言った覚えはないのだが、娘は今日に至るまでそれを信じていたそうだ。
それを横で聞いていた息子、「俺も小学生の頃、母さんが松茸なんか食べたら舌腐るで!って言ったから、今でも松茸食べる時緊張するで」だって。

うーん…
子供にはいい加減な事を言わないよう気を付けましょう。






17歳です。
乙女です。
晴れてアイスケーキです。





かーちゃんが、ねずみさん本物だって言ったから…信じてます。

オトキソのススメ

実は最近仕事を辞めた。
辞めてしばらくは、「あー何て楽なんだろう!」とのびのびしていた。
仕事をしてる間、手抜きがちだったお料理も、ちょっと凝ってみたりなんかする。
しかしそれでも時間が余る。
今まで見て見ぬ振りをしていた、台所の油が点々と飛んでいる壁もゴシゴシと掃除する。
それでもやはり、時間は余る。
そうなるともう寝るしかない。
寝て起きて、何か食べてまた寝る。
あれ、これってどこかで見たぞ。
あ、猫の生活だ。
子供が小さい時はあれほど毎日が時間との勝負だったのに、今じゃ猫生活が出来るほど時間がある。
これでいいのだろうか?
猫はそれで良いけれど、私は仮にも人間だ。
いや、いかんいかん。
このままでは身も心もダラけきってしまう。
そこで一発奮起、Eテレの大人の基礎英語、始めました。
毎日たったの10分、短いワンフレーズを教えてくれる。
たったそれだけで(全く覚えられないんだけど)、何だか勉強してる気になり充実している。
暇を持て余してる大人の皆さん!
オトキソ、オススメです。





ヒマだからってボクで遊ばないで~

マジックミラー

地下鉄のホームに降りる途中、自転車置き場の脇に、一枚の大きな姿見が掛かっている。
足早に通り過ぎる人波を縫って、私はそこで、必ず立ち止まる。
立ち止まってしばし、鏡の前の己に見とれる。

年を取るに連れ、嫌いになる物のツートップが、写真と鏡である。
どちらも知りたくない現実を突き付けられる恐ろしいツールだ。
私など、写真はかれこれ何年撮ってないだろう?
あれは魂を吸い取る邪悪なモノとして、極力写り込む事を避けている。
鏡も、なるべくなら見たくない。
たまに車窓などに思いがけず自分の姿が映っているのが、否応無く目に入る事がある。
あんなのモノは私じゃない。
背後霊が映っただけだと自分に言い聞かす。
そんな私が、なぜに自転車置き場の姿見を見るのか?
答えは簡単である。
ここの鏡は、実物より細く映る魔法の鏡なのだ。

それに気付いてからは、日々そこを通る度、立ち止まって全身を見るようになった。
その内段々、そこに映る私こそが本当の私なんじゃないかと思いだす。
そしてそれはやがて思い込みに変わり、今ではもう、そこの鏡しか見ない。
他の鏡など全て、叩き割ってもいい。

最近、その私だけの魔法の鏡の前でうっとりと自分を見ている人が増えてきた。
殆どが中年の女性である。
それもそのはずだ。
彼女ら(私を含めて)はお店の試着室で下を向いたまま、ただ、サイズの合う服を買っているのだ。
それを着て、魔法の鏡の前に立ってこそ、やっとその服が良く似合うスマートな自分に会えるのだ。
そのために服を買う。
今日も明日も、そのためだけに私達は買い続ける。

あの魔法の鏡を、全国のそこかしこに設置すれば、中年女性層の購買意欲が高まり、景気回復、引いてはデフレ脱却に繋がり、日本は潤っていくのではないか?
ごれぞ「カガミクス」!
政治家の皆さん、消費税を上げる前に、全国に「魔法の鏡設置キャンペーン」を是非検討して頂きたい。




ワタシは鏡がキライです!

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プロフィール

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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