謝罪の王様

世の中には謝罪向きの顔とそうではない顔とがある。
最近ニュースを賑わせている某ホテルのあの社長は、まさに後者だ。
どっちかって言うと怒ってる、みたいな。
ちょっと上から見てる、みたいな。
マイクの持ち方がカラオケチック、みたいな。
どう見てもあの風貌は謝罪向きではない。
あんな誠意のこもらぬ謝罪会見を開く前に、是非とも社員一同で「謝罪の王様」を見に行って頂きたい。
作中で車の衝突事故の謝罪をする際に「謝れと言われてから謝るのでは遅い。ぶつかる前に謝るぐらいの気持ちじゃなきゃ」と言うセリフがあるのだが、まさに「偽装する前に謝るぐらいの気持ち」がないと、とてもじゃないけど土下座の向こう側へは行けませんよ。社長。








偽装はいかんな。
このネズミさんをずっと本物だと騙されていたワタシも謝罪を求めますぞ。
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家に帰るまでが遠足です

昼下がり、自分が乗ってる電車に遠足帰りの小学生軍団が乗って来るのは、わたしにとって象の群れに遭遇するに等しい。
遠目で見る分には可愛いが、その群れの中に放り込まれるや、身の置き所がなくなり、恐怖さえ感じてしまう。
彼らはまず、空いてる席に突進して来て座る。
しかもその席を奪い合う。
そのクセなぜか、知らないおばさんの(私の)横に密着するのは避けたがる。
私と自分達との間にちょっとした隙間を開けてギュウギュウとひしめき合うのが何とも感じ悪い。
そして、ひとしきり争奪戦を繰り広げた後、座れなかった奴の十中八九は吊革で懸垂をする。

彼らからはそこはかとなく日向の土の匂いがする。
これが一人だけなら微笑ましくもあるが、大群から発せられるこの匂いは、やはり象の群れのそれに匹敵する。

私との距離をビミョーにあけて座った彼らはお弁当の残りのサンドイッチなぞをモソモソと食べたりする。
食べながら大声でふざけ合うものだから、ツナマヨのカケラが口から吹き飛び、前に座ってるご婦人に直撃する。
喉が乾いた彼らは大きな水筒をポンっと開ける。
文字通りポンっと激しく開けるので水滴が少なからず飛ぶ。
それが私の膝を濡らすのだが、もちろん彼らは気にしない。

彼らはやがて私が出先で買った豚まんに気付く。
チラチラこちらを見ながら「551のある時~!」と言ってドッと笑う。
私は赤面して下を向く。

彼らがドヤドヤと降りて行った後の車内は、さながら踏み荒らされたサバンナのようだ。
象の大群が去った後の大地には、その糞から新たな木の芽が息吹く事もあるらしい。
どんなに傍若無人であろうとも、彼らは明日の日本を担う大切な子供達である。
高齢化社会は彼らの肩にかかっているのだ。
車内に残された善良な市民達は皆ホッとした顔をしつつ、怒っている様子はない。
少々の事には目をつぶり新芽をスクスク伸ばしてくれるよう、陰ながら祈るしかない。




子供はキライだ。
死んだふり死んだふり…

ハッピーバースディ

事もあろうか、ライアンの誕生日を忘れていた。
あの世界一可愛い、私の大事な大事なライアンの誕生日、この世で1番大切な日、それをすっかり忘れていたのには自分でも驚いた。

去年の誕生日以来、ペットショップに行くたびに、「7歳からのシニア用」と言う餌の表示が気になり、あぁ、ライアンも来年からいよいよシニアなんだ…ついこの前まで赤ちゃんだったのに、もうシニアなんだ…と感慨深いものがあり、ライアンの遊ぶ姿を見ても「こんなに可愛い顔をしてるけど、おじさんなんだよなぁ…もう来年からはおじいちゃんなんだよなぁ…」とか、高いタンスの上に軽々とジャンプする姿を見ても「簡単に登れるのも今のうちなのかも知れないなぁ…来年からはここに階段をつけてやらなきゃいけないのかもなぁ…」とか、そんな事ばかりが頭をよぎり、でもまだまだ誕生日は先だし…と油断してすっかり忘れてしまったのだ。

ライアンごめんごめん!
誕生日忘れてたね。
プレゼント買わなくちゃ。
ケーキ用意しなくちゃ。
そう言いながら、私はわかっていた。
本当は心のどこかで、シニア突入の日を恐れていたのだ。
ライアンがおじいちゃんになる事を認めたくなかったのだ。
しかしそれでも年月は残酷にそして誰もに平等に巡り来る。
7歳になったからと言ってもちろん急に衰えるワケでもなく、相変わらず世界一可愛い猫っぷりは健在だが、いつかきっと訪れるその日を恐れず、ずっとずっと仲良くしていこうね。

ちょっと遅くなったけど、7歳の誕生日おめでとう、ライアン!




いやいやいや、母ちゃんこそしっかりしてや~
オレ、介護するのはいややでぇ~





遅ればせながら、猫ケーキ用意しました!

猫力

あの人は女子力がある、などと言う。
女子力とは、「きらきらと輝いた生き方をしている女性が持つ力。女性が自らの生き方を演出する力。また、女性が自分の綺麗さ、センスの良さを目立たせて存在を示す力...」の事を言うそうだ。
うちの娘なぞ、いつも兄から「女子力がない」と眉をしかめられているクチだ。
オシャレをする気はサラサラないし、出かける時もそこらにある服を適当に着て行くし、先日も真夏に冬のモコモコしたバッグを平気で持って行ったりする。
娘とて、わざとそう振舞ってるわけではない。
誰だって可愛く見られたいし、キラキラと輝きたい。
だけど、大半の女子は、どうすればそうなるのかがわからないのだ。
その点、猫力は凄い。
ここは「ねこりょく」と読んで頂きたい。
何と言っても彼らは何もしない。
朝から起きる事さえしない。
なのに、半寝ぼけた顔で大アクビをしただけでもう、可愛いーーー!と人々を狂喜させる。
頑張って必死で磨かねばならぬ「力」てはなく、努力なくして誰もに備わっている「力」
猫力。
これぞ真の力である。

とかく人の世は生きにくい。




猫力満載で~す

歯医者怖い

いくつになっても怖いものがある。
私の場合、その一つが歯医者だ。
なるべく歯医者には関わらないよう息を殺して生活していたのだが、先日、キャラメル食べてたら詰め物がポロっと取れて…と言うベタな理由で歯医者のお世話になってしまった。

名前を呼ばれ、診察室に入り、白い流線形の気取った椅子に座らされ、何だかちっちゃいよだれ掛けみたいな物を首にぶら下げた屈辱的な姿でしばし待たされる。
先生はまだ隣の患者の治療中である。
不安な気持ちのまま座っていると、隣からあの恐ろしいガガガッーキュイーンキュイーンと言う音に混じって「アワワ…ウグッ…フギャー」と言ったこの世の終わりのような声が聞こえてきた。
口を開けたままだから、言葉になってないけれど、「助けて」とか「やめてー」とか「死ぬー」とか、そんなニュアンスが汲み取れる。
それなのに先生のキュイーンは一向に止む気配がなく、歯科助手のお姉さんは妙に優しい声で「大丈夫ですよ~」と繰り返している。
何が起こっているのだろう?
キュイーン、ウガァー、大丈夫ですよ~、キュイーン、フヒャフヒャー、大丈夫ですよ~キュイーンキュイーン。
何なんだ?
何で先生はキュイーンの手を止めないんだ?
隣の人、本当は治療じゃなくて、改造でもされてんじゃないのか?
ただでさえ怖いのにもう汗びっしょりである。
ふと気付くと「お待たせしました」と私の横に先生がいる。
いつの間にか隣は静かになっている。
患者はどうした?
患者はちゃんと治って帰ったのか?
それとも改造人間となってまだ隣の椅子に横たわっているのか?
チラッと先生を見ても、大きなマスクに覆われたその顔からは表情は読み取れない。
「では治療始めます。痛かったら言って下さいね」
嘘つけ!
いくら言っても攻撃の手を緩めないのは知ってるぞ!
やめろ!やめてくれ!
改造人間にされたくない!

先生の胸にはオシャレなんだか嫌がらせなんだかもはやわからない、小さな入れ歯のストラップがぶら下がっている。
その入れ歯がカタカタと揺れながら近付いて来る。
キュイーンキュイーン…
「大丈夫ですよ~」歯科助手の優しい声が遠くに聞こえる。
ニタニタと嘲笑うように入れ歯が更に近付いて来る。
キュイーンキュイーン…

た、助けて~




歯医者?何それ?美味しいの?

美味しい猫




猫スイーツには目がない私…
でも…
もっと美味しそうなのがこちら!






これだけでご飯3杯いけます!

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プロフィール

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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