「変」と「怖い」はイコールではない

私が仕事に行く時に乗るバスには、変な人が多い。
と言うか、お年寄りと変な人と私しか乗っていない、と言ってもいい。
何が変かって、例えば、ずっと宮本武蔵について語ってるおじさんがいたりする。
1度彼の近くに立つチャンスがあり、耳をそば立てて聞いていたのだが、そりゃあもう宮本武蔵の生い立ちからを余すところなく詳しく語っていてなかなか面白かった。
そうかと思えば、この前は、乗ってくるなり「タクシー拾えるかな?」とずっと心配している人がいた。
私はその人より先に降りたので、彼が無事タクシーに乗れたのか今も気になっている。
そんな車内を、私はとても快適に過ごしていたのだが、昨日美容室に行ったら、美容師が「うちの妻がバスで仕事に通ってるんですが、変な人が乗ってて怖がってるんですよね。この前なんか宮本武蔵について延々語ってる人が隣に座ったらしくて…」と言うのを聞いてなるほどと思った。
「変な人」は一般的には「怖い」のだ。
その夜。
仕事から帰宅した夫が、「今日用事でバスに乗ってんけど、めっちゃおもろい人乗ってたわ。ずーっと宮本武蔵の話してはんねん。なかなか勉強になったで。」と言った。

人はいつから変な人が怖くなくなるのだろう。
今日も元気に周りをはばかることなく語る宮本武蔵氏に「世間に負けるな」とそっとエールを送る私であった。




うちの飼い主も相当変だ。

いや、あんたも変ですよ!
オシャレベレー帽みたいにかぶってますけどチーズの箱ですから!






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困った大人が増えてきた

先日ホームで電車を待っていた時の事。
私が乗るはずの電車がやって来るアナウンスが流れているまさにその時!
すぐ隣にいた若者がヒョイとホームに飛び降りた。
あまりの突然の出来事に周りの人達は私も含め、誰もが大声を出すことさえできずにいた。
そこへ脱兎の如くやって来た駅員さん。迷う事なく、ホームに設置された非常停止ボタンを押した。
あのベル、ものすっごい音が鳴るのをご存知だろうか?
あれが鳴り響いた途端、辺りは静止画から解き放たれたように大騒ぎとなった。
しかし、飛び降りた当の本人は、悠々と向かい側のホームによじ登っている。
つまり、一応電車的には危険はなくなったのだが、非常ベルは鳴り止まず、そしてもちろん来るべき電車はカゲロウの彼方にぼんやり緊急停止したままだ。
バタバタと駅中の駅員達が集まって来たが、その時にはもう若者は涼しい顔で向こうのホームにいるわけで、事情を知らない駅員達は「誰が非常ベルを押したんだ?」「いたずらか?」と色めきだす。
最初にただ1人大活躍した駅員は「あ、それ押したのはボクです」と恐縮しながら言うのだが、集まった駅員達は「え?お前が押したん?」「何でやねん?」とイライラし始める。
「いや、あの、あの人が飛び降りて…」と続く説明はなかなか聞いてもらえず、何かい?一部始終を見ていた私の出番かい?いつでも証言しますよ、と一歩踏み出したのだが、向かいのホームに飛び移ったその若者自身が、悪びれる事なく「えー?ボクですか? こっちの電車乗りたかったんで…」と極めて冷静に言い訳を始めた。
やがて状況を把握した駅員達がドヤドヤと向かいのホームに移動し(もちろん階段を使って)若者を確保したところで無事電車がやって来た。
去り行くホームで若者は駅員に取り囲まれて頭を垂れていた。
もしやあの若者、自分の言い訳が通用しない事に気付いたら、急に開き直って「俺はねーこっちの電車に乗りたかっただけなんだよ!こんな事は小さな事なんだよ!」とか言って大号泣するんじゃなかろうか?と、事故にならなかった安堵と共にちょっと思ってしまうのであった。




人間ってやつは…

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Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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