「忖度」
人の心を推し量る事、の意である。
言わずとも、先回りして相手の心を読み行動する。
相手に良かれと、自分を犠牲にする。
忖度は、日本人なら誰しもやっている事なのだ。
私なぞ、拙宅の猫にどれだけ忖度してることか。
部屋からなかなか出て来ないと、「もしやいじけてるじゃないか?」と先走り、ジャラシを持って駆けつける。
あまり餌を食べてないようなら「同じ餌ばかりでお気にめさないんじゃないか?」とイソイソと値の張る缶詰めを買いに走る。
相手は何も言わないし要求もしない。
しかし私は勝手に忖度する。
忖度して良きに計らう。
その辺の職場の上司にだって、近所のおばちゃん仲間にだって、皆、忖度しながら生きている。
忖度はある。
良かれと思った事がかえって相手に迷惑をかける事があるとしても、そこに忖度が働いてるのは間違いないと私は思うのである。

側にいて欲しそうな兄ちゃんの心を忖度して付きそうトリュフ
忖度の失敗例ですな…