最後に友人の結婚式に行ったのは、もうかれこれン十年前になるので、今回ホントに久々の体験となった。
今回結婚したのは、私の従姉妹の長女(M子)。
この従姉妹は私の実家の近所に住んでいたので、M子の事は生まれた時から良く知っている。
知っているどころか、当時私はM子をめちゃくちゃ可愛がっていた。
余所の子の成長は早いと言うご多聞に漏れず、M子はあっという間に高校生になり、大学生になり、段々疎遠になってはいたが、結婚に招待され、改めて、「ああ、もうそんなに大人になってたんだ」と感無量だった。
親族控え室に座る花嫁姿を見た時はウルウルきて、すっかり母親モードになってしまった。
それにしても昨今の結婚式事情は昔と違って、なかなか興味深いものだった。
まず、場所が大阪のホテルだったので、そこからもう、私としては“旅”のはじまりである。
学生の頃は大阪なんて庭みたいなものだったのに、京都に嫁いでからはトンとご無沙汰、はっきり言ってどうやって行くのかさえわからない。
京都駅からJRに乗って大阪まで行った事なんてないんだもの。
京都駅のJRのホームってどんだけ広いんだ!
掲示板を見たってわかりゃしない。
駅員さんに「スミマセン、大阪行くのどれアルか?」ってちょっと外人装って聞くしかない。
で、やっとこさ乗り込んだら、これがまた日曜の朝なのに超満員。
何故か絶対座らなきゃと言う、オバサンの本能が目覚め、慣れないハイヒールでグイグイ奥へ進み、座席ゲット。
でも大阪まで30分で到着。意外と早いんだ…。
ホテルまでの送迎バスから見る大阪の街は、私の記憶とは全く別物なほど、オシャレで綺麗で、都会だった。
結婚式はホテルのチャペルで行われた。
神父さんがブラピ似の超イケメンで、厳かな雰囲気とは裏腹に、私のテンションは一気に上がる。
でもこのブラピ、日本語が下手で、何言ってるのか、日本語なのか英語なのかさえ、さっぱり分からなかった。
途中、皆で賛美歌を歌うのだが、それがまた、♪いーつくしみふかーく…♪ってヤツで、「イノセントラブじゃん、ゆずじゃん」とまたまた一人で盛り上がる私。
世の中がどんなに進歩しても、何故か、ランドセルと、成人式に振袖を着る風習と、結婚式の様式だけは進歩しないなぁと常々思っていたが、今回出席して、やっぱり結婚式は私達の頃とはかなり様変わりしてるなと感じた。
仲人もなし、花嫁の涙もなし、笑いの絶えないシンプルな、若者らしい素敵な式を経験させて貰って、美味しいお料理にお腹一杯、大満足の私は、京都駅よりもっと巨大な大阪ターミナルへ、“旅”を終結させるべく、挑んでいったのである。

ライスシャワーもこんなにオシャレなのね。

この熊さんの首に2人の婚約指輪と同じデザインのプレートがかかってるんだとさ。

ケーキもシンプル。
私の時はこれでもか!って高さだった気がする…

キャンドルサービス用のキャンドルもこんな可愛いりんご型。
私の時はそびえ立ってました…

これは帰りに寄ったお店。
お腹パンパンなのにまだ食うか?

こちら引き出物

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