通された部屋には何と3人の面接官が物々しい雰囲気で待ちかまえていた。
ジロリとメガネの奥から一瞥され、もうそれだけでビビってしまう。
3人の面接官はかなり執拗に私を質問責めにした。
私はもうシドロモドロ。
「希望勤務時間書いてませんけど、いつでもいいんですか?」
きたきた、早速そこ、おいでなすったよ。
しかし、ハテ?ここで「いや実はなるべく楽したいんですよ」って言っていいものなのか?
わからない。
わからないからつい、「はい、近いですから」と答えてしまう。
「それは助かります」
ヤバい。ヤバいよ。
どーするよ。
これがもう船長釈放しちゃったくらいの失態となり、完全に面接官に主導権を握らせてしまう事になる。
「実は今回、パートさん以外にチーフやってくれる人募集してるんですよ。どうですか?」
いやいや、どうですか?って言われましても…
イヤです、絶対イヤ!
心ではそう叫んでいるのに、何故か曖昧な笑みを浮かべていまう私。
「いやぁ、立派な学歴と職歴をお持ちだ。あなたのような人にチーフやって貰いたいんですよ」
いやいやいや、おかしいよ!
履歴書よく見てよ!
その学校今はもうないんだよ。
その職場も1年で辞めてずっとプーなんですけど!
パ二くる私を尻目に彼らはにこやかに、「じゃぁまた後日連絡します。いやぁ良かった。正直パートさんの応募は殺到してましてね、こちらとしてはチーフ探してるんですよね」
ってオイっ!
はめられたー
罠だー
人一倍怠け体質の私なのに…
体の半分「怠惰」で出来てるのに…
チーフって何?
どーする、私?
しかし先日ついにチーフ採用の通知を受け取ってしまった。
ええい、こうなったらしょうがない。
やるしかない。
私がチーフになったからには日本一の店舗にしてやろうやないかい!
そう、私の体の残りの半分は、「開き直り」で出来ているのだ。
そんなわけで実質11月半ばぐらいからになると思いますが、またまた仕事に出る事になりました。
今度はなるべく続けたいです。
あ、私の事は今後チーフと呼んで下さい!笑

ボクはカップ麺保管庫のチーフやってます。
キリッ!
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