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家に帰るまでが遠足です

昼下がり、自分が乗ってる電車に遠足帰りの小学生軍団が乗って来るのは、わたしにとって象の群れに遭遇するに等しい。
遠目で見る分には可愛いが、その群れの中に放り込まれるや、身の置き所がなくなり、恐怖さえ感じてしまう。
彼らはまず、空いてる席に突進して来て座る。
しかもその席を奪い合う。
そのクセなぜか、知らないおばさんの(私の)横に密着するのは避けたがる。
私と自分達との間にちょっとした隙間を開けてギュウギュウとひしめき合うのが何とも感じ悪い。
そして、ひとしきり争奪戦を繰り広げた後、座れなかった奴の十中八九は吊革で懸垂をする。

彼らからはそこはかとなく日向の土の匂いがする。
これが一人だけなら微笑ましくもあるが、大群から発せられるこの匂いは、やはり象の群れのそれに匹敵する。

私との距離をビミョーにあけて座った彼らはお弁当の残りのサンドイッチなぞをモソモソと食べたりする。
食べながら大声でふざけ合うものだから、ツナマヨのカケラが口から吹き飛び、前に座ってるご婦人に直撃する。
喉が乾いた彼らは大きな水筒をポンっと開ける。
文字通りポンっと激しく開けるので水滴が少なからず飛ぶ。
それが私の膝を濡らすのだが、もちろん彼らは気にしない。

彼らはやがて私が出先で買った豚まんに気付く。
チラチラこちらを見ながら「551のある時~!」と言ってドッと笑う。
私は赤面して下を向く。

彼らがドヤドヤと降りて行った後の車内は、さながら踏み荒らされたサバンナのようだ。
象の大群が去った後の大地には、その糞から新たな木の芽が息吹く事もあるらしい。
どんなに傍若無人であろうとも、彼らは明日の日本を担う大切な子供達である。
高齢化社会は彼らの肩にかかっているのだ。
車内に残された善良な市民達は皆ホッとした顔をしつつ、怒っている様子はない。
少々の事には目をつぶり新芽をスクスク伸ばしてくれるよう、陰ながら祈るしかない。




子供はキライだ。
死んだふり死んだふり…
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raipi

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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