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ゆとりモンスター リアル山岸

実家へは電車1本で行けるのだが、その沿線は、途中で違う電鉄と乗り入れている。
私の最寄りの沿線には一日乗車券があり、それを使って乗るとお得なのだが、降りる駅が違う鉄道会社であるため、その駅の乗り越し清算機は、私の乗る駅で買った一日乗車券を入れても精算できない。
必然、駅員さんのいる窓口まで行って、いちいち説明して精算して貰うのだが、たまに駅員さんのいない時がありとても困る。
その日も改札に駅員はいなかった。
ふと見ると、用事のある人はインターフォンを押して下さいと書いてある。
インターフォンはどこかいな?と見渡すと、改札を出た場所にポツンとそれがある。
一箇所だけ切符を通さなくても出られる改札があったので、私はすぐさま改札から出てインターフォン前に立ちボタンを押した。
「はいもしもし、どうしました?」
インターフォンの向こうから年の頃なら20歳前後か?新入社員らしい、ハツラツとした男の声がした。
「すみません。私、〇〇線の一日乗車券で乗ったんですけど…」と言うと、彼は「はい、精算機でやって下さい」とかぶせてきた。
「いや、これ〇〇線の一日乗車券ですからね、こちらの精算機では精算できないでしょ?」
「できます!」
ホンマかぁ?とは思いつつ、そこまでキッパリ言うならと、「ありがとうございました」と再び先ほどの改札を通って精算機に向かった。
案の定、精算機は、私の一日乗車券を受け付けない。
そりゃそうだ。沿線が違うんだから。
知ってたし。
仕方なくもう一度インターフォンのボタンを押す。
もちろん例の切符なしで出入り自由の改札を通ってだ。
「もしもし、どうしました?」
「あのですね、さっきの一日乗車券の者ですけど、やっぱり精算機には入りませんでしたよ」
すると駅員、明らかに機嫌が悪くなってきた。
「え?おかしいなぁ。それなら精算料金分そこに置いといて下さいよ!」
え?どこに?
現金をポイとインターフォン前に置いとくの?
それはあかんやろ。
しかも私、小銭持ってないし。
するとますます不機嫌になってきた駅員は、「ちょっと待ってて下さい」と言ってガチャっとインターフォンを切ってしまった。
上司にでも聞くんだろうと、私はインターフォンの前でジッと待っていた。
ジメジメと蒸し暑い日だった。
ジッとしているだけでも汗がポタポタと滴り落ちる。
しかし、待てども待てどもインターフォンからは何の反応もない。
痺れを切らし、今一度、こちらからインターフォンを押す。
「もしもし、どうしました?」
あいつだ。
いやいや、あんた待っとけ言うたやん!
ずっと待ってるんですけど?
どうなってんの?
若干きつい口調で言うと、ヤツはダルそうにこう言った。
「あなたね、さっきから改札出たり入ったりしてるんでしょ?そしたらもういいんじゃないスか?ガチャン!」
えぇーーー
言われてみればそうだけど。
最初に切符なしで出られたんだから知らん顔してそのまま行けば良かったんだけど。
それでは後ろめたいからわざわざインターフォン押したのに!
私の誠実と時間を返せ!返してくれ!

しかしまぁ、実は一日乗車券で得するのは、たかだか往復60円である。
それぐらいなら、最初から普通に通しの切符を買えばなんの問題もないわけだが、いやいや、たかが60円でこんなゆとりモンスターと遭遇できるのである。
ひとネタできた上に堂々と乗り越し料金も払わないで済んだ私は、やっぱりお得だよ一日乗車券、と吹き出す汗を拭くのも忘れてニヤけてしまうのであった。



うちのゆとりっ子。
可愛いはずなんだけど、よく見ると可愛いのかブサイクなのかわからなくなる…

※ドラマ「ゆとりですがなにか」見てましたか?
山岸を見るたび、うちの息子もこんなんじゃなか
ろうかとドキドキしてました~


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raipi

Author:raipi
京都在住 ♀ A型 水瓶座

ライアン ♂ 2006年8月20日生

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