各学年ごとに、一年に一回行われるイベントで、親子で一緒に遊ぼう!みたいな企画だ。
で、何をして遊ぶか?それは大概、ドッジボールである。
私は子供の頃から、このドッジボールと言うものが、大嫌いだった。
スポーツ全般が苦手で、体育の時間だけでも憂鬱なのに、休み時間にまでドッジボールに興じるクラスメイトの気が知れなかった。
大人になって何がいいって、苦手な事を無理やりさせられる事がなくなったのがいい。
大人って素晴しいと思っていたのもつかの間、子供ができると、再び、“無理やり”が私を襲う。
世の中には大人になっても体育会系の人が多くて、そういう人はイベント事になると、俄然、張り切りだす。
娘が4年生のときは私も役員をしてたので、会議に参加していたのだが、
「あんまり激しい運動は無理だからタマ入れなんかどう?」
(お、いいぞ。タマ入れならなんとかなる。)
「じゃあ玉入れの次、何やる?」
(え?タマ入れだけで十分だろ!)
「そうね~もっと走る系がいるわよね~」
(いらない、いらない!)
「じゃ、リレーね。」
(リレー??あり得ない!)
「最後はやっぱドッジボールでしょ」
(出た~やっぱりやるんかい!)
「はい。では今年はタマ入れ、リレー、ドッジボールお母さん対子供、と言う事で!お疲れ様~」
(十分激しい運動になっとるがな!)
と、まぁ大体こんな感じで毎年懇親会は繰り広げられるのだ。
6年生の懇親会は、放課後、子供達がカレーを作り、親と一緒に食べ、夜皆で蛍を見に行くと言うパターンで毎年行っているらしく、なかなか思い出に残る良い企画だとは思うが、この「カレーを食べて」と、「夜皆で…」の間に、勿論、ドッジボールが入るのである。
何が悲しくて、夕食後にドッジをやらねばならぬのか…
6年生ともなると、体も大きいし、力も相当な物で、しかもタチの悪い事に、子供と言うのは加減を知らない。
うっかりボールを当てられた日にゃあ、えらい事になるのだ。
しかしもう逃げられない。
お母さん方もやる気満々、ストレッチに余念がない。
覚悟を決めて、やりました。
やるからには、一人ぐらい当てたい。
まだまだあんた達には負けないわよ。
しかし結果は、どのチームも子供の勝ちだった。
娘は友達に「○ちゃんのお母さん、怖かった」と言われたらしい。
「でもお母さんヘタクソだし球に威力ないから怖くないと思うけどなー」と言うと、
「いや、形相が怖かったんだって…」ですって。
そして昨日から…
体中が痛くて歩く事もままならない状態。
特に腰が痛くて、お婆さんのように曲げないと歩けない!
苦手なんだから、何もそんなに必死にならず、テキトーに球を避けてりゃ良かったんだ。
無理が利かなくなったわが身に、反省また反省。
でもこれで、小学校の懇親会は終わり。
ちょっと淋しい気もするが、その何倍もホッとしている。

フワァ~

母ちゃんにスポーツは似合わないにゃ。
一緒にお昼ねしよ~
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